Dorst
Dorst / Jos Dielis
先日アメリカで最高気温53℃が記録されてぶったまげましたが、今年は日本の夏もかなり暑そう。夏を愛する僕は嬉しいけれど、熱中症には気をつけたいものです。

熱中症を防ぐ対策はいろいろあるけれど、一番大事なのは小まめな水分補給。だけど水ばかり飲んでいてもダメなんですって。

熱中症対策に水やジュースはNG!

heat stroke
heat stroke / M. Dolly
汗をかくと水分とともに塩分も失われるので、水だけガブガブ飲んでもダメなんです。

水でも飲まないよりはいいだろう、と思うところですが、体内のナトリウム濃度を保つためにおしっこがたくさん出てしまい、水分を失ってしまうそうですよ。飲んだほうがいいですけどね。

「水を飲み過ぎると、体液中のナトリウム濃度を下げまいとして尿量が増える。800mlの水を一気に飲んだとしても2~3時間ですべて尿で出る」

引用元: 熱中症にはナトリウム入りスポーツ飲料:日経ウーマンオンライン【熱中症の防ぎ方を知っておこう】

いちばんいいのは、水分と塩分を同時に摂取できる、ナトリウムを多く含んだスポーツドリンクですが、銘柄によってナトリウム含有量はバラバラ。厚労省が示しているナトリウム含有量の基準は「40mg / 100ml」なので、スポーツドリンクの成分表示をチェックしてみるといいでしょう。

ちなみにポカリスエットは49mgで基準を満たしていて、アクエリアスは以前は34mgで基準以下だったのですが、今は40mgになっていますね。DAKARAは0mgだけど、GREEN DA・KA・RAは40mg、ゲータレードは51mgも入っています。

エナジードリンクはもっとすごくて、レッドブルなら80mg、モンスターエナジーも78mgと、ナトリウムを豊富に含んでいるけど、エナジードリンクは他の栄養素の含有量もハンパないので、熱中症対策としての水分と塩分補給には向かないでしょう。

長時間暑いところにいたり汗をかきまくってふらふらする場合、スポーツドリンクは飲みたいだけ(喉の渇きがなくなるまで)飲んでいいそうですが、そうでない場合は飲み過ぎに注意しましょう。ただでさえ現代の食事は塩分が多いので、過剰摂取になってしまいます。

糖分の多いジュースは喉が渇くのでもってのほか。コーラやジュース、アイスクリームはおやつと考えましょう。

手軽なタブレットもオススメ

Rock candy only for Matt
Rock candy only for Matt / quinn.anya
僕が通っていた教習所でも配布されていたのが、塩分補給ができるキャンディやタブレット。コンビニにも売っているのでお手軽でいいです。

個人的にオススメなのは『塩分チャージ』というタブレット。グレープフルーツ味でとても美味しいので愛用してます。

「恥と汗はかけばかくほどいいみたいですよ」と言ったのは中島らもでしたが、恥はともかく汗はほどほどにして、夏を楽しみたいものですね。

とくにお子さんや年配の方たちは気をつけてくださいね。