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TwitterやFacebookが日常的になった昨今、プロフィール画像は、その人を最も象徴する、文字通りの『顔』だ。僕らは名前や投稿内容よりも、まずそのアイコンで人を認識している。

アイコンにはわかりやすい顔写真を使いたいとは思うものの、セキュリティの問題もあるので似顔絵やペットの写真を使っているという人も多いだろう。

そんなソーシャル時代にマッチした、写真以上にパーソナリティを表現してくれる『えぬえアイコン』を紹介したい。

えぬえ(@e_nue)という絵師がいる。

『えぬえアイコン』との出会い

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Twitterでえぬえ(@e_nue)さんのプロフィールアイコンに一目惚れしたのがきっかけだった。

古谷実の絵を彷彿させる、写実的でありながら、くっきりしたラインの見やすいイラスト。絶妙な構図、コートの深い緑色、伏し目がちに逸らした視線、リアルなホクロと眉毛。

似顔絵アイコンにありがちな過度のデフォルメとは対極にある、バランスの取れた写実表現に思わず唸ってしまった僕は、その後実際にお会いしたときに、初対面であったにも関わらず、図々しくもアイコンイラストをお願いしてしまった。

▶ Dpubという着地点から僕はふたたびジャンプする。

NANOKAMO BLOG

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えぬえさんは、旦那様のハンサムクロジ(@kuroji1987)さんのブログ「NANOKAMO BLOG」のイラストを描いている。クロジさんのアイコンやブログのキャラクターも、えぬえさんが好きだという鳥山明のようにくっきりとしたラインが特徴的だ。

和室Mac

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ブログ「和室Mac」を運営するこーぱぱ(@kouseipapa)さんのプロフィールアイコンも、えぬえさんによるもの。顔の向きや表情、ヘッドフォンの質感が絶妙だ。

つながるカンファレンス

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こちらは情報発信をする人たちが集うイベント「つながるカンファレンス」のキュートなキャラクター。TwitterやGoogle+、FacebookにWordpress、はてなブックマークといった情報発信のためのツールが散りばめてられている。

えぬえのえ

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その他のえぬえさんのイラストは「えぬえのえ」に置かれている。こういうタッチのイラストもアイコンにしたらとても魅力的だろう。

似顔絵以上写真未満という価値。

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僕が送った写真を元に描いていただいたのがこのアイコン。

僕のブログのテーマカラーである淡いグリーンを背景に、ポップながら写実的な素晴らしい出来である。

FacebookやTwitterでも好評で、反響が大きかったのだが、意外にも近しい人たちの評判はいまいちだった。最も身近な存在である家人は「似ているようで似ていない」というのである。

それはえぬえさんの技量の問題ではない。僕という人間の様々な側面(表情)を知っている身近な人にとって、僕のパーソナリティがこの一枚に集約されないのは当然だ。

むしろ「似ているようで似ていない」という評は、プロフィールアイコンとして最も価値のある結果ではないだろうか。

トレースしてそのまま色をのせた写真のようなイラストでは意味がない。その人だと認識はできるけれど、知らない人にはわからない、という絶妙なバランスこそが、ソーシャル時代に必要とされる新しいプロフィールのかたちではないだろうか。

写真そのままよりはその人のカラーとかイメージを足したり、こうありたいというイメージに不要な部分は引いたりして描くことも意識しています。
_____えぬえ

えぬえさんというフィルターを通すことで、単なる写実が作品になる。次は僕ももっと注文を出して、福山雅治風にしてもらおうと思っている。

えぬえさんにアイコンを描いてもらおう。

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アイコンの依頼は随時受付中とのことだが、揺るがない条件がひとつ。制作には時間がかかるので納期を設けないこと。Twitterでアイコン希望と気軽に話しかければいいそうだ。

依頼の際にはアイコンにしてもらいたい写真を用意するといいだろう。個人的には@odaijiさんのハナメガネ写真のえぬえアイコンを見てみたい。

僕は失礼ながら謝礼や報酬のことを一切考えていなかったが、制作してもらったらブログやSNSで紹介させてもらうのがいいだろう。お会いする機会があるのなら、重くならないちょっとしたプレゼントを用意するのが紳士というものだ。

▶Twitter @e_nue