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お盆休みに、大好きな「道志の森キャンプ場」へ行ってきた。

今回は本当に楽しみながらリラックスできて、日常の不安やストレスなどの心のモヤモヤがすーっと霧散してしまうようだった。いつものキャンプよりもゆったりとリラックスできたのはなぜだろう?と考えていたら、いくつか思いあたることがあったのでまとめてみる。

ということで、毎日のしがらみを忘れて「キャンプを楽しむための6つのポイント」。

1.2泊3日が鉄則!

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僕らも以前は忙しいなかでの強行キャンプで1泊というのもあったけど、テント設営から食事や入浴まで、生活のあらゆる作業をこなさなければならないキャンプにおいては、最低でも2泊3日はしないと、忙しなく働いて疲れるだけで終わってしまいます。

特に設営と撤収は時間と労力を使うので、中1日はのんびりできる、と心の余裕を持てるだけでリラックス感がまったく違ってきます。1泊で行くくらいなら、庭でBBQをやっているほうがずっと楽しめるんじゃないかな。

2.スケジュールを詰めこみすぎない!

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キャンプに不慣れな頃は、何時からプールへ行って、何時からお風呂に入ってとか、出かける前に詳細なスケジュールを決めていたけど、それだとあんまり楽しくないです。

子どもたちは勝手に河原で遊んでいるし、喉が渇いたらビールを呑めばいいし、瞼が重くなったら木洩れ陽を感じながら眠ればいいし、日が傾いてきたら火を起こせばいい。そうやって日常のデジタルなスケジュールから抜け出して、動物本来の時の流れに身をまかせるからこそ、心が洗われていくんです。

3.知恵を絞って不便を楽しもう!

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キャンプには大小のハプニングや不便がつきものです。入れたはずのペグやロープが足りないとか、樹が邪魔でタープがうまく張れないとか、ランタンを吊す場所がないとか、お醤油を忘れたとか……。

ホテルや旅館だったら売店に買いに行ったりルームサービスを頼んだりすれば大抵の問題は解決するけど、山奥の森にそんなものはないので、自分たちで知恵を絞って解決するのが楽しいんです。

ロープの代わりに洗濯物干し用のゴムロープを使ったり、タープの位置を斜めにずらして樹をよけて設営したり、長めのS字フックをタープのポールにひっかけてランタンを吊したり、子どもたちに落ち葉や石を拾ってきてもらったりと、大小の不便や障壁を、みんなで力を合わせて乗り越えるのがアハ体験にも繋がって、ワクワクドキドキになるんです!

4.知らない人たちとも助けあおう!

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とはいえ家族の知恵や協力にも限界がある。そんなときは臆せずにまわりの人たちに助けを求めましょう。

テントやタープなどの設営でわからなくなったら、誰かに聞けば必ず教えてくれます。キャンプ場にいるのは、ゆったりと大自然を楽しみに来ている、キャンプを愛する人たちばかりだから、意地悪な人なんていませんよ。

今回も僕らはいろんな人たちに助けてもらいました。

  • 午前中は混雑して空いているサイトがなかったので、撤収を始めたファミリーにお願いして次を譲ってもらった。
  • ヤリイカのお刺身を食べるのに、醤油を忘れたので、近くのファミリーに分けてもらった。
  • 二日目の晩に次女が下痢をしてしまい、着替えがなかったので、近くのファミリーにオムツを分けてもらった。
  • ホタテバターの醤油がなかったので、また別のファミリーに分けてもらった。
  • 暗くなってから、近くのサイトのワンちゃんが行方不明になったのでみんなで探した。
  • 広大な場内では、シャワーや自販機などの設備についていろんな人に教えてもらったり教えてあげたり。

お醤油をもらったらお返しにおかしをあげたり、子どもたちを見てあげたり、お互いにあまり干渉しすぎると楽しくないけど、助け合いは大切です。「こういうときはお互い様ですから」という愛のある言葉を何度聞いたことか。それだけでも心がほっこりするものです。

とりあえず学んだのは、メニューに関係なく醤油は必要だということかな。

5.料理は手をぬかない。

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以前は「外で食べればなんだって美味しいんだよ」とかなんとか言って、あんまりアウトドア料理には力を入れていなかった僕ですが、それは完全に間違いでしたごめんなさい。

大自然の中でシンプルな衣食住を楽しむキャンプだからこそ、料理はしっかり丁寧に心をこめて作るのが楽しいんです。

いきなりダッヂオーブンでローストビーフを作れ、とまでは言わないけど、みんなが笑顔になるようなゴハンを食べたいですよね。今回のキャンプゴハンは別エントリにまとめますが、初パエリアが美味しくてとても幸せでしたよ。

ビールとワインがとまらない!BBQで海老のアヒージョの作り方。 | CLOCK LIFE


6.起こるすべてを楽しむ気持ちで!

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道志の森キャンプ場のいいところは、予約不要の完全フリーサイトだということなんだけど、お盆のハイシーズンには河原沿いの素敵なサイトが埋まっちゃってることが多いです。

中にはコワイ顔で「だから予約できるところにすればよかったのよ!」なんて言って旦那さんに詰めよる奥さんもいたけど、今さらそんなことを言っても遅いし、それすらも楽しもうと思えばどうにかなるもんです。

僕らもいいサイトがなくて困ったんだけど、ちょっと狭くて道路に面している場所にとりあえず車を駐めて子どもたちを遊ばせておいて、家内と二人で広大な敷地を行ったり来たり。散歩がてら場内の施設をチェックして、今日帰りそうな人たちを探します。テントのフライシートを干していたり、テーブルまわりが片づいていたり、大きなゴミ袋があるサイトは、だいたいそろそろ帰り時ですから、その中から条件のいいサイトを見つけて声をかければいいんです。

僕は普段の三倍増しの低姿勢で「今日で帰るなら次を譲ってほしい」という旨を伝えます。そうすれば荷物を取りにいっている間に他の人が来ても、きちんと対応してくれますから。

いいキャンプを経て、最高の日常へ帰る。

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大人の短い夏休みが終わるのはイヤなものですが、いいキャンプを過ごせると、すっきりした気分で仕事に戻っていけます。

「ああ、もう休み終わりだよ!」じゃなくて「よし!また明日からガッツリ働くぞ!」という前向きな気持ちになれるのは、しっかりと日常を忘れてリフレッシュできたからこそでしょう。

もちろん素敵なホテルに泊まったり高級料理を食べるのもいいんだけど、自分たちの力と知恵で「贅沢な時間」を体験した、という気持ちは、なかなか他では得られないものですから。

それなりに慣れと経験も必要になるけど、キャンプって本当にいいもんですよ。今度は秋に紅葉につつまれに行ってこようかな。