[ 日刊CL*61 ] むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく。2014/02/15

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作家・井上ひさしさんの有名な言葉があります。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

考えれば考えるほど深くて、納得させられる言葉です。

小説に限らず、ブログでも、コラムでも、日常会話でも子育てでも、あらゆる表現において、これができたら、世界はもっと密接に繋がって、明るくなるような気がします。

 

学者が書いた有名な実用書などを読んでいると、専門用語が多かったり、言い回しが聞き慣れないものだったりして、ひどく疲れてしまうことがある。

集中して読めば、レポートのような無駄のない文章は理解しやすいんだけど、いまいち心に食いこんでこない。

むずかしいことを理解できる人に伝えるのはわりと簡単かもしれないけど、理解できない人にやさしく伝えるというのは、なかなかの力業だ。

「むずかしいことをやさしく」伝えるためには、自分自身がその物事を深く理解していなければならないし、「やさしいことをふかく」伝えるためには、難しくないけど適切な言葉を要しなければならないし、「ふかいことをおもしろく」伝えるためには、人の心に食いこむストーリーが必要になる。

子どもに「どうして雪は白いの?」と訊かれて、「雨が凍ってかき氷みたいになるからじゃない?」なんて、てきとうに応えたり、学術書のように専門的な言葉を多用して言い切った気になったりするのは、「やさしく」伝えていることにはならない。

僕らは本を読み、仕事や人間関係で失敗を重ね、試行錯誤しながら人生を歩むその過程で、一言では説明できない「人生の法則」みたいなものを学んでいく。

そうやって成長し、老練になっていくノウハウや情報を、やさしく、ふかく、おもしろく、ゆかいに伝えることが、ブロガーの使命なのかもしれない。

それは美味しいラーメン屋さんの情報だったり、効率的に仕事をこなすライフハック術だったり、iPhoneで手軽にブログを書くノウハウだったり、安い海外旅行会社の情報だったり、なんだっていいのだ。

もちろんコンテンツが最重要なのは言うまでもないけど、伝達する言葉にも、もっと気を使っていきたい。「コンテンツ」なんて言葉を使わなくても伝えられるように。

2014年2月15日午前8時52分。キッチンテーブルにて。雪解けの音を聞きながら。五歳の次女に「どうして雪は白いの?」って訊いたら「サンタさんのおヒゲが白いからじゃない?」だって。子どもにはかなわん。

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