毎日どれくらいの水を飲んでいますか?
僕は高血圧の血筋に生まれたので、若い頃から親父に
「1日2リットルは水を飲め!」
と言われてきましたが、血圧に限らず、水を飲むことは身体にとって非常に大事なんですね。
【水を飲むことの効能】
- 便秘解消
水をたくさん飲むと、うんちがやわらかくなって出やすくなるというのはイメージしやすいですね。
朝起きたらまず一杯の水、寝る前にも一杯の水という習慣をつづけるだけで、あなたの便通は劇的に変化するはずです。
- 血液サラサラ
言うに及ばず、血液がドロドロであるということにいいことはひとつもありません。
水分は血管を通って全身に行きわたりますが、水分が足りないと酸素や栄養素がいきわたらなくなります。
水分が不足すると細胞が衰えて、血液の粘度が高くなり、ドロドロになります。
ドロドロになると、脳梗塞などの血管障害、栄養障害、うつ病などの神経障害を発症する原因になるほか、免疫力が落ちてしまいます。
そんな万病の元のような血液ドロドロを解消するには、たくさんの水を飲むだけでいいんです。
こんなに簡単な健康法が他にあるでしょうか!
- ダイエット
「水太り」と言われることがありますが、水だけで太るということは絶対にないそうです。
カロリーゼロなんだから当たり前ですね。
水をたくさん飲むと、新陳代謝が活発になって脂肪燃焼がすすみ、また胃液の濃度が下がるので食欲を抑えることもできます。
【どれくらい飲めばいいのか?】
僕の親父が医者に言われたように、2リットルを目安にするといいようです。
汗や呼吸、排便などによって1日に身体から排出される水分は2リットル、食事などで1日に身体に入れる水分の量は1.5リットルと言われています。
それにプラスして2リットルの水を飲めば、身体中に新鮮な水分と栄養素がいきわたって、元気百倍!になることでしょう。
寝る前に水を飲むと「むくみ」が気になるといいますが、むくみは新陳代謝が衰えていることが原因なので、水をたくさん飲む習慣をつけていればなりません。
寝る前にもきちんと水分を摂りましょう。
【水じゃなきゃダメなの?】
- お茶
お茶は利尿作用が強く、おしっこがたくさん出るので水分が不足するうえに、アルカリ性なので胃を荒らしてしまいます。
- コーヒー
コーヒーも同様で、水分補給には適していません。アルコールなどと同じであくまで嗜好品であることを認識してください。
- ジュース
糖分が多いジュースはもちろんダメ。
「白い悪魔」と呼ばれる砂糖の悪影響については次の機会に譲りますが、ジュースは食欲不振や精神不安、血糖値不安定などにも繋がります。
かんたんに言えば、水以外には多少なりとも「毒」が含まれているということです。
ただ、ある程度の毒は身体にいいとも言われるし、適量であるならば美味しいものを身体に入れるということはむしろいいことです。
僕はビールやマッコリなどのお酒が好きですが、その他には「水」以外は一切飲みません。
無理矢理そうしているわけではなく、それがいちばんしっくりくるんです、余談ですが。
【どんな水を飲めばいいのか?】
高校生の頃、留学していたイギリスでフランス人の友達に
「水なんて飲むのはアメリカ人と犬だけだ」
と言われたことがあります。
「ならエビアンはどういうことやねん!」
とツッコミそうになりましたが、まだ当時はミネラルウォーターを買って飲むという習慣は今ほど定着していませんでしたね。
ところが今ではペットボトルのミネラルウォーターが大流行していて、逆に水道水を飲んでいるというと驚かれるくらいです。
ですが、煮沸消毒されたミネラルウォーターはミネラルこそ含んでいるものの「死んだ水」なのだそうです。
いちばんいいのは、清流で汲んだ新鮮な「生きた水」を飲むことです。
僕の近所のおじいさんも定期的に大山へ湧き水を汲みにいっていますが、消毒されていないので早く飲みきることが大切だそうです。
しかし湧き水なんて毎日飲めるものではありませんよね。
そういう人は、浄水器をつけて塩素を省いた「生きた水道水」がいいそうです。
我が家では一時期、水道水を煮沸したいわゆる「湯冷まし」を飲んでいましたが、これも死んでいるので、美味しくはないですね。
浄水器は安価なものでいいようです。
【関連書籍】
日本の食文化 (中公文庫)
【関連サイト】
健康のため水を飲もう推進運動(厚労省)
水飲み健康法や水飲みダイエットで健康になろう!
おいしい水 ミネラルウォーター