生き急ぐすべての日本人に贈る、高倉健の不器用でやさしい10の名言

 

昭和の象徴が、また一人逝った。

健さんの言葉に触れると、僕らは豊かさをはきちがえているんじゃないか、と反省する。一期一会と礼儀を何よりも大切にした男は、生き急ぐ現代の日本人にやさしい警鐘を鳴らしてくれる。

効率とライフハックに毒された僕らに響く、不器用でやさしい名言を集めてみた。

You watch your tail, cowboy.

高倉健の不器用でやさしい10の名言

「人に裏切られたことなどない。自分が誤解していただけだ」

相手が心変わりをしたのではなくて、自分が相手を間違えて認識していた。いつだって悪いのは自分だと思えれば、世界はもっと明るくなる。敵なんてどこにもいない。

「拍手されるより拍手する方が、ずっと心が豊かになる」

僕らはいつも拍手されるためにがんばっているけど、自分が褒めてもらうより誰かの笑顔を見るほうが心は潤う。プレゼントはもらうより贈る方が幸せだ。

「人間にとっていちばん寂しいのは、何を見ても、何を食べても、何の感動もしないこと」

僕らが生きる証は、笑って、泣いて、心が揺さぶられること。それがなかったら生きてる意味なんかない。毎日見る景色や食べるもの、目の前にいる人を大切にしたい。

「人生ってそれ(出会い)だけだって気がします。泣いたり、笑ったり、憤ったり、感動したり……」

自分勝手に生きている僕だって、みんなのおかげでここにいる。僕が今日笑っていられるのは、僕の人生に足を踏み入れてくれたみんなのおかげ。それくらいわかりたい。

「すべて、私の不徳のいたすところです」

「ぜんぶ僕のせいです」これが言える男がいちばん強い。

「人生っていうのは、人と人の出会い。一生の間にどんな人と出会えるかで、人生は決まるんじゃないですか」

あの人に憧れたから今の僕がある。あの人に育ててもらえたから、あの先生に出会えたから、あいつらと悪いことをしたから、あの人と恋に落ちたから、今の僕は誰かに必要とされている。

「俳優になろうと思ったのはお金がほしかったからです。恋をした人がいて、その人と暮らすためにお金が必要でした」

誰かと恋をして、その人と暮らすために、僕らは生まれてきた。

「何をやったかではなく、何のためにそれをやったかである。今それが大切に思えてきている」

成功をおさめても、人生のむなしさに身もだえして哀しい晩年をおくる人たちが多いのは、これを理解していないからだという。何のためにがんばっているのかが身に沁みていれば、どんな労苦も気にならない。

「一日も早く、あなたにとって大切な人のところへ帰ってあげてください」

一生懸命生きてるつもりでも、愛する人のためにがんばっているつもりでも、僕らは人生に迷って、道をあやまることがある。何をするにしても、大切な人のそばにいよう。それが一番大事なことだ。

「いい風に吹かれたいですよ。きつい風ばかりに吹かれていると、人に優しくなれないんです。待っていてもいい風は吹いてきません。旅をしないと……」

人を傷つけるのは、いつも傷つけられた人だ。弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く。きつい風が吹いたら逃げればいい。逃げられないなら旅に出よう。そこを動かないのは自分自身だから。

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