先週、「ダマされたと思って早く寝てみろ!⇒ 翌朝楽しすぎてヤバイ!」っていう記事を書いたら、予想以上に反響がありました。
でも何人かの知人から「早くベッドに入ってもそんなにすぐに寝れないよ」とか「たっぷり寝たけど別に変わらなかった」とか意見をもらったので、補足の説明をしときます。
特に鎌倉市在住のMくん、よく読んでくださいよ!
パーフェクトな睡眠のためには、一日を全力で生きるのが大前提
これ、前の記事の後半にも書いたんだけど「長時間眠れば、誰でもいつでも、キレッキレになれるわけじゃない」んですよ。
朝起きてから夜ベッドに入るまで、すべての時間を全力でガッツリ充実させることが大前提。
そうじゃないと、しっかり眠るための「良い疲労」が溜まらないからです。
運動は必須
具体的には、まずは何はともあれ運動。しっかり身体を動かしておかないと、良い疲労は溜まりません。
僕は毎日5km走ってるけど、たまに走れないときはやっぱり眠りに影響する、確実に。きちんと走った日はよく眠れる。
走らなくたって、散歩だっていい。時間がない人は、積極的に家事をやって身体を動かすんでもいいし、通勤に徒歩を増やすとか、意図的に「身体を動かす」ことを意識していればだいぶ違う。
村上春樹さんは、どんなことがあろうと、一日のうち一時間は運動の時間にあてる、と言ってました。そうしないと魂の午前三時に目が覚めて、孤独の暗闇に落ちちゃうから。
すべての行動を本気でやる。全力中年!
「良い疲労」を貯める一番簡単なやり方は、その日に自分が行うすべての行動を、本気で、全力でやる!ことです。
朝起きて顔を洗ったら、全力モードスイッチオン!
家族に挨拶するのも本気(笑顔で元気よく)。
服を着替えるときも本気(きちんとコーディネート)。
もちろん仕事も本気(作業の本質と目的を考えながら)。
ランチも本気(食べながら勉強とか)。
家族団らんも本気(子どもたちとしっかり遊ぶ・家内とたくさん話す)。
そうやって、すべての時間と行動を、目的に向けた全力本気モードでこなすことで「良い疲労」がちょっとずつ溜まっていくわけです。
とくに中年になると、いろんな行動がおっくうで面倒になるから、自分でも気づかないうちに省エネな動きになってる。
すぐに座るし、寝ころぶし、動かない。
僕は子どもたちに「リモコン取ってー」とか「パパの書斎からiPad持ってきてー」とか言うのをやめました。
書斎に何か忘れたら、トレーニングのチャンスとばかりに階段を駆け上がって自分で取ってくるようにする。それだけで身体が活性化して、心も身体も気持ちいいわけです。
子どもの頃、今寝たと思ったのに直後に朝になってた、って経験なかったですか?
あまりにも眠りが深いからそんな感覚になるんだろうけど、大人になると久しくそんな経験ないですよね。
でね、うちでよくやるんですけど、子どもたちと同じ動きを大人が真似してみると、彼らがどんだけ大きなアクションで動きまくってるのかよくわかります。
身振り手振りで話をして、外に出ればすぐに走りまわって、無駄な動きだらけ。
でもそのおかげで、しっかり良い疲労が溜まって、とてつもなく深い眠りをとれるんです。
身体を動かすって本当に大事。
人間関係も改善されて、心が軽くなる。
全力で生活すると、よく眠れるだけじゃなくて、人間関係も劇的に良くなります。
仕事をバリバリやれば上司や同僚の評判も上がるし、家でも掃除洗濯、育児とかガンガン手伝うと家内が喜ぶし、めんどくさがらずに本気で遊べば子どもたちも喜んでくれる。友人知人でも親でも誰でも、本気で対峙すれば好かれるのは当たり前。
で、人間の悩みの大半は人間関係から来るって言いますから、心が軽くなります。
ベッドに入ったときに、やりかけの仕事のこととか、誰それとのぎくしゃくした関係とか、そういう心配事に取り憑かれることがないから、全力で眠れます。
仕事バリバリして結果出して生まれる達成感と、みんなに好かれる良好な人間関係がもたらす安堵感に、適度な運動とハードワークによる「良い疲労」が重なって、深く完璧な眠りがもたらされるわけ。
まずはやってみてよ、気持ちいいから。
「意識高すぎじゃね?」とか「そんないいことばかりなわけないべ」という声もあるでしょう。
でもこれくらい意識高く、ガッツリ本気出さないと、キレッキレになれるようなパーフェクトな睡眠はとれませんよ。だからみんな、疲れていても眠りが浅かったり、翌日に疲労を残してしまうわけでしょ。
しっかり身体を動かせば、きちんと疲れて、しっかり眠れる。アホみたいに当たり前のことを話したまでです。
その当たり前ができないから大変だって話わかります。でもね、もう一回ダマされたと思って、明日は一日全力で生きてみてください。
ベッドに墜落するように眠れるのはもちろん、心が晴れやかになること間違いなしです。Mくん、ぜひやってみてね。
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