釧路からミルクロードをひたすら北上して尾岱沼のキャンプ場へ(北海道野宿旅4日目その2)

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2015年の夏に出かけた「北海道野宿一人旅」の記録。

4日目は、襟裳岬から釧路の和商市場でぜいたくな勝手丼を喰らい、尾岱沼(おだいとう)という海沿いのキャンプ場を目指します。

前回はこちら

釧路から

7月30日 13:30 釧路和商市場からミルクロードを標津(しべつ)へ

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和商市場で三千円近い貴族海鮮丼で腹を満たしたら、なんかいきなり疲れがどっと出てきちゃったんですね。

今思えば、まだ旅に出る前の夏バテを引きずっていたのかもしれないし、身体が「旅人」のそれになっていなかったんでしょう。

なんとなく眠くてだるくて、ふだんならその辺で昼寝をするところだけど、釧路はわりと都会なんでそうもいかず、しょうがなく走りはじめました。車だったらシートを倒して15分も仮眠をとれば、すぐに復活するんですけどね。

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釧路市街から、釧路と標津を結ぶ国道272号線、通称・釧標国道をひたすら北上します。

この道は北海道らしく、しっかり整備された真っ直ぐな道路で、ミルクロードとも呼ばれるように、左右には広大な牧場が広がり、オートバイで走るのもとても爽快です。

ただやはり釧路を繋ぐ国道ということで、他の幹線道路よりは交通量が多く、僕のようにのんびり走りたいバイカーにはちょっと鬱陶しいかもしれません。

やっぱり北海道は全体的に飛ばすんですよみんな。道路も広く、真っ直ぐで、信号もほとんどないところが多いから、もうそれはごく自然に、みんなビュンビュン飛ばします。

基本的には飛ばす車が後ろについたら、歩道側によって先に行かすんだけど、交通量が多いといつもそんなことばかりやってはいられないので、この道はけっこう疲れました。

とはいっても、あくまで北海道での走行をデフォルトに考えてのことであって、首都圏近郊を走ることに比べれば、そりゃあ天国みたいに快適なんですけどね。

北海道の道は基本が天国だということです(飛ばせるということではないですよ。取り締まりはけっこう厳しいです)。

北海道走破の証、1本目のホッカイダー・フラッグをゲット!

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北海道には地元のホクレンというガソリンスタンドグループがあって、そこでは地域によって色の違うフラッグを買うことができます。

この辺はグリーンのフラッグで、北海道全域をまわると、レッド・イエロー・ブルーを加えた4色が揃うというわけです。

僕は基本的に、こういう目に見える記録とか証明とかに興味がないんだけど、せっかくなので買ってみました。

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毎年デザインは変わるみたいで、今年はワンピースとのコラボ。悪くはないけど、うれしくもない(笑)。

けっきょく全色揃えることになるんだけど。

天候もぱっとせず、ひたすら北上する。

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国道272号線も、あいかわらず壮大な北海道らしい気持ちのいい道路なんだけど、だんだんこっちも慣れてきちゃうんですね。

関東にいたら「おおお!」と歓声を上げてしまうような見晴らしのいい道も、ずっと走っていれば日常に堕落します。つまり、退屈になる。

牧場、草原、山道、森、たまに小さな町。海も見えないところなので、淡々とスピードに乗って進むのみです。

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ウェアラブルカメラで走行シーンをたくさん撮影しましたが、この辺の動画は見返してみてもあんまり楽しくなかったな。

というか、やっぱり雄大な北海道はこんなもんじゃ撮りきれないです。映画『愛を積む人』のように、ドローンとかで上空から広角に撮影しなくちゃ。

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▲ ちなみにこれがウェアラブルカメラで撮影したミルクロードの走行シーンのキャプチャ。

見渡す限りの草原は本当に気持ちよかった。動画で見るとまた違うので、ヒマを見てアップします。

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夕日が美しい!はずだった「尾岱沼ふれあいキャンプ場」に到着

中標津のセブンイレブンで今夜の食材を調達していたら、ぽつぽつと雨が落ちてきます。

以前の僕ならちょっとした雨でも敏感に反応していたのだけれど、さすがにだんだん旅人の脳になってきて、ちょっとやそっとの雨では動じなくなってきてる。濡れたらそんときゃそんときだ。

そんなのんびりとした気持ちで、調理せずにすぐ食べられるようなものを中心に、ビールや食材を購入して、尾岱沼へ向かいます。

17:00 尾岱沼(おだいとう)ふれあいキャンプ場到着

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午後5時にキャンプ場到着。テント設営や風呂、食事などを考えると、この時刻くらいがギリギリでしょう。これ以上遅くなると忙しなくてイヤになります。

ここは札幌でもお世話になった友人にもすすめられていて、夕日が綺麗なことで有名なキャンプ場なんだけど、あいにくの曇り空。雨は上がったし、明日は晴れるのでまあよしとしよう。

ちなみに知らない人のために説明しておくと、キャンプはテントなどの撤収があるので、最終日の天気が重要なんです。とくにオートバイだと荷物をキッチリまとめないと積めないので、雨の日の撤収は最悪。

ということで、今日の天候が微妙でも、明日晴れならオーケーということ。

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▲ ロケーションと解放感はバッチリ!人も少ないので、ゆっくりくつろぐことができました。

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▲ なにはともあれ、なんだか疲れた一日なので、テントを設営したらさっそくビールです。

涼しくてフリースなんか着てるから熱いコーヒーでも飲んでるような写真だけど、中身はキンキンに冷えたサッポロ・クラシックです。

いつもなら近隣の温泉に出向くところだけど、面倒なのでキャンプ場のコインシャワーですませます。

尾岱沼ふれあいキャンプ場の詳細はこちら

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▲ サッポロのキャンペーンとかなんとかで、キャンプ場の管理センターでビールをくれました。濃厚な黒ビールでおいしかった!

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▲ まともな食事を作る気力もないので、セブンイレブンの野菜スティックとかハーブチキンとかをつまみに、ビールを流しこむ。シメはいつものマルタイ棒ラーメンでした。

 愛知から来た旅ライダーとゆっくり飲み語る

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▲ 陽が暮れてくるとまたいい雰囲気のキャンプ場。

この日、僕が設営した場所の近くに、もう一人バイカーの方がいて、しばらく飲みながら語りました。

愛知(だったかな?)方面からいらっしゃっていて、往年の名車カタナを駆るベテランライダーといった感じ。

僕は孤独になるために旅に出ているので、自分からはあまり話しかけないのですが、話しかけられればもちろんお話しさせていただきます。

このときの方は、その旅先での交流という点でもじつに大人な対応のできる方で、頃合いを見てすっと自分のところに戻るあたり、旅慣れた素敵な印象を受けました。

 

あまりこういうことを書くとアレですが、キャンプ場に入ってきてすぐに話しかけてくる人はちょっとめんどくさい場合が多いです(笑)。

誰だってまずはそのキャンプ場の雰囲気を味わいたいし、受付とか場所選びとか設営とかいろいろやることがあるわけです。それを無視してガツガツ話しかけてくる人というのは、やっぱり他人の心の機微を察することができない人が多い。そういう人に限って、こっちがやんわりと会話を断ると、翌朝あいさつをしても無視したりするんです。

一番最初に転校生に話しかけてくるのはクラスでうまくいっていないヤツ、と意地悪に言っていた友人がいましたが、そんな感じかもしれません。

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とにかくこの日は疲れていたので、ささっと飲んで食べて、早々に寝袋に入りました。

さあ、北海道入りした日からお天気がグズついていたけど、明日からは天気が回復しそうだぞー!

次回へ続く→

イマココ

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