外に出てみたら、あったかかった。ただそれだけのことだった。

 

僕は夏男なので、寒くなってくると朝気持ちが上がらなくなってくる。

まだ11月だというのにエアコンとホットカーペットをつけて、フリースの下にインナーダウンジャケットまで着こんで、薄着ではしゃぐ子どもたちの隣でぶるぶる震えている。

 

夏だったら家中の窓を開けはなって、ときおり入ってくる海からの風を感じているだけで喜びに包まれるんだけど、閉めきった寒い季節は、いつの間にかこころも閉じていく。

だから今朝はひさしぶりに朝さんぽをしてみた。

寝起きで冷えきった身体にムチ打って、どう見ても厳寒の朝の景色に飛び出してみる。

あれ、意外と寒くない。

Apple Musicで気の早いクリスマスナンバーを聴きながら歩いていると、気づいたら汗ばんでる。

ひさしぶりに奇跡みたいな朝日に再会する頃には、体中がぽかぽかにあたたまっていた。

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素敵な夏が終わり、寒さに耐える季節がやってきてしまったのだと下を向いていたが、外に出てみたら、あたたかかった。ただそれだけのことだった。

悩みや迷いもそれに似ている。

同じ場所にとどまっていると絶望的な気分に陥ったりするけど、ちょっと外に出てみるだけで、気づくことがある。

なんだよ、悩んでると思ってたけど、悩むほどのことじゃないじゃないかって。

ただ、外に出ればよかっただけじゃないかって。

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