成功してる人とそうでない人の違いって、けっきょく「自分を信じていられるか」ってことに尽きるよね。
ボクも知らなかったし勘違いしてたんだけど、成功してる人だってみんな、成功という結果が出ていない時期がすんげーあるわけですよ。
芸人とか職人とかだと「下積み」って呼ぶけど、下積みっていうとなんか、未熟な人が鍛練を積んで実力をつけていく期間、みたいに思っちゃう。でも本当は下積み時代の実力なんてどうでもよくて、自分がやってる「それ」が正しいと信じて続けられるかどうか、がベースにないとダメじゃない?
サッカーの本田圭佑さんは、小学生の頃からミランの10番になるって決めて、20何年間ずっとそれを「信じて」これたわけでしょ。
でも彼のサッカー人生、挫折の連続ですよ。足が遅いと笑われたり、ユースに上がれなかったり、ふつうの人ならミランとか言う前にプロサッカー選手を諦めてたかもしれないレベル。バカジャネーノですよ。
それでも本当にミランの10番になれたのは、今はまだアレだけど絶対大丈夫!っつって、自分を「信じた」からだよね。
「今はまだアレだけど大丈夫!」ってセリフ、誰かがふつうに言ってたら超バカジャネーノだよね(笑)。
でもそれがなかったら、なーんもはじまらん。
だから、けっこう歳とってからブレイクする芸人とか見ると、ホントすげーなって思うよ。
いい歳したおっさんなんだけど、テレビにもほとんど出たことなくて、バイトとかで食いつないできたんだけど、じつは奥さんも子どももいて、今までどうやって生きてきたのこの人?っていう芸人さんとか。
引っ込みがつかなくなって「諦める勇気」がないだけの人もいるかもしれないけど、確実に言えるのは、自分とか何だかを信じてやめなかったから、今テレビに出れてるってこと。
才能がない人が自分を信じつづけてたら不幸になるでしょ、っていう人もいるけど、そうでもないよ。っていうか、ここがムズカシイから人生はオモシロイと思うんだけど。
世の中には、自分を「信じられる人」と「信じられない人」がいるわけじゃない?ここでほとんどの人がふるいにかけられて落っこちちゃう。
本当はある分野においてすんげー才能があるのに、「オレなんかどうせ」ってすねちゃってる人は、もうそこで試合終了ですよ。
自分を信じてふるいに残った人が半分いるとして、彼ら全員が成功するかっていったら、もちろんそんなことはないよね。誰もがミランの10番になれるわけじゃない。
そう考えると、最後まで自分を信じきれる人って、ちゃんと才能があるんじゃないかなって思う。
無意識に自分の才能を確認できるから、ずっと信じていられる。おっさんになっても結果出てないのに、オレは大丈夫だ!って信じられるのは、どっかでわかってるからじゃない?それか救いようのないバカか。
ていうか、救いようのないバカがじつは幸せなんだよな。今はまだ世の中に結果出てないけど、とっくに成功してるワイ!って思えたら、もう頑張る必要ないもんな。