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ジャズってなんだかカッコいいし、興味はあるんだけど、何から聴いたらいいのかよくわかんないんだよなあ……

っていう人にすんげーオススメの雑誌見つけました!こりゃいいよ!

あの「ぴあ」が発行してるムック「JAZZぴあ」は、古今東西様々なジャズの音楽形態から流行からプレイヤーからスポットまで、ジャズの世界を知りたいっていう人にもってこいの盛りだくさんな内容。

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まずは、ピアノの上原ひろみやトランペットの黒田卓也なんていう、今の日本を代表するプレイヤーの情報から、ロバート・グラスパーを筆頭にした世界のジャズの今 ”リアルタイムジャズ” シーンの最先端までが広く語られる。

ヒップホップやポップス、ロックに至るまで、あらゆる音楽を取り入れてクールなジャズに仕立て上げたロバグラのおかげで、ずいぶんと裾野が広がった部分もあるけれど、それと同時に、だったら古典のジャズってどうなのよ?ってことで温故知新な流れで正統派も聴きたくなる。

そんな人には、スタンダード、サックス、トランペット、ビッグバンド、フュージョン、みたいにジャンルに分けて、ジャズを学ぶために聴くべき定番のアルバムなんかも紹介されてるんだ。

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マイルスってよく耳にするけど、いったい何がスゴいの?ってところから、日本で今ジャズを生で聴くならどこへ行けばいいの?ってなところまで、とにかく「よく知らないけど興味だけはある」「ジャズ好きだけどもっと知りたい」って人には必読の一冊です。

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個人的には、本格なジャズを描いた映画特集と、人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」の特集(著者インタビューも)が楽しかったです。

デイミアン・チャゼル監督の「セッション」や「ラ・ラ・ランド」といった映画や、この「BLUE GIANT」のおかげで、「おしゃれな大人が聴くBGMみたいな音楽」っていうジャズの一般的(?)なイメージも、少しずつ変わってきてるのかなとは思う。

BLUE GIANTの主人公が「ハゲしくて自由な音楽がジャズ!!」って言うように、セッションのジャズに対する恐ろしいまでの情熱と衝動を見ればわかるように、タモさんが「ジャズっていうジャンルがあるようでジャズっていう音楽はないの。ジャズな人がいるだけなの。ジャズな人がいて演奏するから、それがジャズになるの」とジャズはジャンルでなく生き様であると言うように、ジャズってシックでスタイリッシュで大人ぶった側面より、激しく刹那的な生き方こそが、カッコよろしいんですよね。

なんて理屈をこねてる時点でジャズじゃないんで、まあ自由に楽しんでみてよ。僕だってそんなに知らないけど楽しいよジャズ。その自由な楽しみの手助けに、この雑誌はオススメですよーって話。チャオ!