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ディスプレイバカ竜さんです、おはこんばんちわ。

以前、書斎に「BenQ 31.5型 4K HDRアイケアディスプレイ EW3270U」っていうカッコイイディスプレイを導入したんだけど。

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今日は、あれから1ヶ月くらい使ってみたところの詳細なレビューを書くよ。

4KでHDRで、アイケアがあったり、機能が豊富なディスプレイだから、ネットであれこれ調べてみたんだけど、そういう理屈やスペックよりは、俺が実際に使ってみて感じた体感インプレッションを中心にお届けします。

〈結論〉4Kで32インチでこの価格の時代かよ!

のっけから結論を書いちゃうと、4K高精細でめちゃくちゃ綺麗で31.5インチの大型ディスプレイが6万円以下で買えるのかよ!という話です。

解像度なんて基本的には気にしないタイプの俺だけど、気づいたらだんだん、暮らしの中で目に入るディスプレイがどれもどんどん綺麗になっていくんだよね。

メインマシンのiMac27インチは5Kだし(表示が細かすぎるので4K以下に設定してるけど)、iPhoneだってテレビだって、世界のあらゆるディスプレイが高精細化しているので、画像の荒さが目立ってきちゃう。

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▲ ちょっと前まで「Full HD」で興奮してたのに……。

とはいえ4Kで32インチのディスプレイなんてまだまだ10万円以上しますでしょ奥様!ってところを、この価格で出してきたところがまず何よりスンゴイですわ。コスパ優勝です。

まあ目にやさしいことやさしいこと

まず機能的な面で最も強く体感したのは、目が疲れないこと。

というか、このディスプレイで長時間作業したり遊んだりしてから、別の日にiMacで同じことをやると、すんげー疲れる。

目がしぱしぱして、眩しくって、目薬さして休憩してたら、そういやBenQディスプレイだと疲れないな、と気づく。

なるほど、パソコン作業における疲労の大半は、目の疲れによるモノなのだなと実感。

「ブライトネスインテリジェントプラス(B.I.+)」っていう機能が、部屋の明るさや色温度と、表示されるコンテンツの光量や色温度をバランスして、自動的にチョウドイイ感じにしてくれると。

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夕方になるにつれて部屋が暗くなってきたり、夕焼けに光が暖かくなってきたり、表示される写真とかコンテンツが明るかったり暗かったり、そういうのをどっちも感知して勝手に調整してくれるってのが、こいつのスゴいところ。

実際に日が暮れてくるとどういう色温度になるかとか、どれくらい暗くなるのか、それはわからん。

ただ、作業していて疲れない。

わからんうちに勝手になってる、ってのがミソだよね。

長時間遊べるし作業できるな。

HDRはリアルか人それぞれか

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HDRはなんつーか、まだ過渡期なのかなという印象。

シンプルに言うと、このディスプレイでHDRオンにすると、青みがかります。

世界が北野ブルーに染まる、と言えば感傷的にもなるけれど、目に見えてわかるくらい青くなる。

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▲ SDR(HDRオフ)だとこんな色味なのが……

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▲ HDRオンにするとこうなる。

でもねでもね、俺もはじめは気になってたけど、実験的にずっとHDRをオンにして使ってたら、あら不思議、だんだん青みがかったHDRのほうがクリアにくっきり感じられるようになったんだよね。

目が慣れるってのもあるだろうけど、むしろHDRをオフにすると「黄色っぽくなっちゃう」と感じられるときもあるんだ。

HDRっていろいろ調べたけど、基本的には「そのものをリアルに再現する」っていう指向があるらしくて、だからHDRオンにした方が、最初は違和感はあるかもしれないけどリアルに近いというか。

一眼レフだと明るく綺麗な写真が撮れるのに対して、RICOH GRだと暗いけど目に見えるそのままのリアルな写真が撮れる、みたいな。

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▲ この画像を先に見てから……

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▲ こっちを見ると、前の写真(HDRオン)のほうが自然で、こっち(HDRオフ)は見栄えよくデジタル加工しちゃったよっていうあざとさが感じられない?

色の再現性や色温度を大切にするか、HDRの特徴である「明るいところは明るく、暗いところは暗く」「クッキリよく見える」を大切にするかという個人の嗜好によって印象は変わるんだろうけどね。

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▲ いずれにせよ、HDRのオンオフはディスプレイ下部のスイッチでカンタンに切り替えられるから好きに試したらいいよ。

俺はけっきょくHDRもB.I.+もオンにして使ってる

あ、あとPS4はPS4側のHDR設定をいじれば適正化されて青みが消えるから、ゲーマーも安心さ。

〈追記〉この記事を書いてからある人に言われたんだけど、なんでもかんでもHDRオンにしたらダメなんだよな。HDR対応コンテンツを扱うときに、HDRをオンにするという当たり前。失礼しやした!

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絶妙のサイズ感

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1ヶ月使ってみて実感したのが、32インチというサイズ感が、今の時点ではベストと言えるくらい絶妙だということ。

俺のメインのiMacが27インチということもあるけれど、仕事にしろ遊びにしろ、部屋で様々なコンテンツを扱うのに、32インチ以上ではデカすぎるし、以下では物足りない、絶妙のポイント。

ネットで調べ物をしたり作業をしたり、PS4でFIFA18とかゴーストリコンとかのゲームをプレイするにも、デスクで映画を観るにも、以上でも以下でもないチョウドイイをスゴく体感する。

あとはベゼルが薄くて洗練されたボディのシルエットとカラーがカッコよくて気に入ってる。

ラップトップメインの人や一人暮らしにオススメ

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俺が断然オススメしたいのは、ラップトップパソコンをメインに使ってる人と一人暮らしの人。

たとえばパソコンはMacBook Pro一機って人は、このディスプレイとHDDレコーダーとPS4とスピーカーでも買えば、パソコン作業もテレビもネット配信動画もゲームも、すべて一台の大型ディスプレイでまかなえる。

俺もiMacがなければ絶対にそうするし、一人暮らしの長男にもオススメしたい。

ただ今の若者はパソコン使わないからな。でもiPhoneでもiPadでもHDMIで繋げば32インチ4Kの高精細大画面で遊べるんだからいいよな。

お目々にやさしくてマルチユースに強くてコスパW杯優勝

つまりまとめるとこういうことです。

この価格で32インチで4Kかよ!ってのがまず第一。コスパ優勝。フランスだ!(2018希望的予想)

で、この価格だったら一人暮らしや書斎のメインディスプレイにも使えるっしょってことで。

さらにお目々にやさしいから、一日中パソコン作業したりテレビ観たりゲームしてもいいじゃんねっていう。

あとは前にも書いたけど、サイズのわりにそれほど重くないから、壁掛けするといい感じよってことかな。

欠点はないかって?

そうだな、俺が気になったのは、リモコンが欲しいってことと最初の接続にちょっとつまずいたくらいかな。

作業に遊びに楽しみたい人は、こいつを候補に入れてみてねー。いつもありがとー!ビーバー!