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僕はけっこう人見知りだ。見知らぬ他人と話すとかなりエネルギーを消耗するし、人里離れた山奥に家族だけで暮らせと言われても困らないタイプだ(家族はいやがるだろうけど)。

そんな僕ですら、心から楽しめる「ただの飲み会」へ行ってきた。

ただといっても無料ではないし、予約開始10分強で満席になってしまう定員180名のモンスターオフ会なのだが、出し物やイベントは何もない、ただの巨大な飲み会、それが『Dpub』だ。

▶ Dpub 7 in 東京 | No Second Life.

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初めてDpubに参加したのは昨年の六月。このときは二次会からの参加だったので場の雰囲気に入りこめず、やや不完全燃焼に終わった。

▶【はじめてのDpub】iPhoneとTwitterを愛する者だけが集まる超人気巨大オフ会に参加した僕の心をぶるぶる震わせたもの #dpub5

今回は念願の一次会から参加、聖地豚組しゃぶ庵デビューだ。

ひさしぶりのオフ会で、六本木の街を颯爽と歩く僕の内心はやや緊張気味で穏やかではなかったのだが、始まってみれば心配は杞憂に終わった。

ここには、皆が、人に会いに来ているのだ。

臆することはない。何度かお会いしたことのある方々と話しつつ、初対面の方々と名刺交換をさせていただく。

iPhoneとTwitterという軸に集った面々が、ひたすら出会い、食べ、呑み、語らう八時間。このイベントの素晴らしいところは、やはり出し物が何もないことだろう。

美味しい食べ物と飲み物とiPhoneさえあれば、他に余計なものはいらない。

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お会いしたかった方に会えたり会えなかったり、伝えたかったことを伝えられたり伝えられなかったり、ゆっくり語りたかった方と語れたり語れなかったり、まったく新しいことを教えていただいたりいただかなかったり、いろいろだったが、本当にただひとこと、こんなに楽しいものだとは思わなかった。

つい数ヶ月前までは誰一人知り合いがいなかった自分が、たくさんの素敵な仲間たちの間でビールを片手に笑っている姿を客観的に見て、ふつふつと胸の奥に感慨が沸きあがっていた。

知り合ったばかりの人たちと真剣に語り合っていると、なんだか不思議な感じがする。僕にも親友と呼べる友人が何人かいるが、彼らとこういう風に額をつきあわせて話しこんだのはいつが最後だっただろうか。

誰かがやりたかった仕事に転職したり、誰かのiPhoneアプリやブログやセミナーが成功したり、そういう他人のあれこれが我がことのように嬉しく感じられるのは、新鮮な驚きだった。

いつの間に僕の心はここに安住していたのか。

前回のDpubで数分間しか話せなかったのに、その後FacebookやTwitterで親交を深めさせてもらった方が何人かいる。

Dpubはスタート地点であり、着地点なのだ。

僕らはここで新しい出会いをして、オンラインで親交を深めていく。そしてまたDpubに着地して、リアルに肩をたたきあって、バネをぐっと縮こめて、ジャンプする。今度は前よりすこしだけ高く。

なんとも素敵な場所じゃないか。

初めてだって臆することは何もない。ここにはいい人しかいないんだから。

会いたい人に会い、酒を飲み、しゃぶしゃぶを喰らう。そこにはなんとも言いようがないふわふわとした、そわそわとした空気と笑顔だらけの風景が広がっている。

引用元: なまら春友流 » 僕のDpubへの想い.

※記事内の写真は、わんぱくブロガーむねさださん(@mu_ne3)に提供していただきました。ありがとうございます。