boiling money and dollar salad
boiling money and dollar salad / mandiberg
お金が貯まる人と貯まらない人の違いは、じつはものすごくシンプルで、単純に「お金を貯めよう」という姿勢があるかないかだけなのだそうだ。

お金持ちの人ほど細かい金額を気にして、あまり裕福でない人ほどジャンジャン人におごったりしているのを見かけたことがあるだろう。

コンフォートゾーンの違いというやつで、銀行に貯金がたくさんあると安心する人はどんどんお金を貯めるし、貯金があると落ち着かない人はどんどん使ってしまって手元に残らない。

僕も若い頃はどちらかというとジャンジャン使ってしまうタイプだったのだが、最近はそれなりに節約や断捨離に重きを置くようになってきた。

しっとりと落ち着く初秋の季節に、あらためて日常でできる節約術をいくつか考えたので紹介したい。

最大の敵は外食。

Ready at the sushi bar!
Ready at the sushi bar! / stuttermonkey
一ヶ月の支出の中で、もっとも簡単に手入れができるのが「外食」だ。

五人家族の我が家の場合、リーズナブルな家族向けレストランへ行ったって、それなりの金額になってしまう。週末に盛り上がってカラオケにでも流れてしまえば、支出はどんどん膨れあがって、日々いろいろと節約したお金が、一夜にして泡のように消えてしまうことも少なくない。

プロが作る料理が美味しいのはもちろんだが、サーブから後片付けも含めて他人がすべてやってくれるのはやはり楽だし、忙しいパパもママもとても助かるのだが、やはり家計にかかる負担は大きい。

逆に言えば、外食の頻度を減らすだけで月の支出をそうとう減らすことができる。

曜日ごとに一週間の献立を決めてしまう。

Potato salad - Ensalada de patata
Potato salad – Ensalada de patata / Lablascovegmenu
外食を減らすためには、あらかじめ一週間に食べるものを決めてしまうことだ。曜日ごとにカテゴリーを決めておいて、季節に合わせて献立を考えるとやりやすい。

たとえば我が家だと、月曜日は「野菜」の日だから、春夏なら野菜炒め系や蒸し野菜、秋冬なら鍋物で、火曜日は「パスタ」の日、水曜日は「ルーもの」の日なので、カレーやシチュー、木曜日は「魚」なので、焼き魚を中心とした和食、金曜日は「肉」なので、ステーキやトンカツでガッツリ、土曜日は「ちょっと手抜き」で炊き込みご飯と豚汁とかが多くて、日曜日は「その日の気分」で食べたいものを作る感じだ。

あらかじめ決めた献立にそって一週間分の食材を買ってしまえば、無駄な出費を防ぐこともできる。

食料品のレベルをちょっとだけ上げる。

ikea advert
ikea advert / land_camera_land_camera
外食を減らして自炊を増やすためのコツは、なるべく美味しいものを買うことだ。高級食材を使う必要はないけど、いつも食べていたものよりちょっとだけ高品質な食材を使えば、家で食べるゴハンも美味しくなって、外食欲を抑えることができる。

たとえば今まではいちばん安い食パンを食べていたけど、いちばん高いパンにしてみるとか、パスタやドレッシング、めんつゆやポン酢やしょう油など、単価の低い食材のレベルを上げると、料理はぐっと美味しくなって満足度が高まる。

食材費は多少アップしてしまうかもしれないが、外食するよりは何十倍も安くおさまるんだから、食材には逆にお金をかけたほうがハッピーになれるよ。

素敵な食器を揃える。

Love: tiny bowls & white dishes
Love: tiny bowls & white dishes / prettyinprint
高品質な食材を使うのと同じで、素敵な食器を使って家ゴハンのクオリティを上げるのもいいだろう。せっかくの美味しい料理も、みすぼらしいお皿に載っていては美味しそうに見えない。料理が映える大きさや色の食器を選んで、テーブルを華やかに彩ってみよう。

究極は、キャンプで鍋をつつきながら図書館で借りた本を読む。

紅葉 autumn colors
紅葉 autumn colors / “KIUKO”
あらゆる節約のポイントは「人にやってもらうと楽だけど、自分でやったほうが楽しい」と思えるかどうかだ。自分で試行錯誤した料理には達成感という調味料が加わることでぐっと美味しくなる。

節約にしてもダイエットにしても勉強にしても、継続するためにもっとも大事なことは楽しんでやることだ。

リゾートで高級料理に舌鼓を打つのも悪くはないが、家族でキャンプへ出かけて、紅葉と鍋料理を楽しみながら、ゆったりと本を読むほうが、お金もかからず贅沢な時間になるかもしれない。