ダメなお店は、僕を映す鏡なのかもしれない。[ 日刊CL*72] 2014/03/01

 

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サービス業の経験が長かったせいか、外へ出ると、お店の雰囲気や接客が気になる場面が多い。

店員さんの対応にやたらとウルサイとか、すぐにクレームをつけるとか、そんなことはもちろんないけど、お店の良いところも悪いところも、無意識に目についてしまうのである。

長いあいだ他人様に食べるものを提供してきた身として言えるのは、昨今テレビでもてはやされているような「汚いけれど美味しいゴハン屋さん」というのは、まず基本的にはありえない。

 

 

職業柄、お店のバックヤードを定期的に覗く機会がある。

お客さんに見えない倉庫やスタッフルームなどには、店舗の管理体制や責任者の統率能力が如実に表れてしまう。

たとえば、ある店舗。いつも爽やかな挨拶で迎えてくれるきりっとした若い店長がいた頃は、バックヤードも整理整頓されていて、スタッフの表情も明るかった。

ところが新しい店長は、いつも怯えたような卑屈な笑顔で、挨拶もそこそこ。スタッフにも精気が感じられない。

そんなふうに思っていたら、やっぱり倉庫は散らかりっぱなしで、廊下の蛍光灯は切れたまんま。

そして僕は必ずチェックするんだけど、トイレがキタナイ。

以前、近所にリーズナブルで便利なゴハン屋さんができたときも、見事なまでに衰退の流れを見ることができた。

開店当初はスタッフの声に張りがあって、誰もが明るい笑顔で接客をしていたのに、時が経つとやがて声はしぼみ、弾んでいた足取りは重くなり、空気がだんだん澱んでいく。

笑ってしまうくらいに、料理と素材の質もガタンと落ちた。使っている肉が、明らかに違うのである。

店内の男女共用トイレで、使用済み生理用品がボックスからはみ出ているのを見て唖然としてから、その店が潰れるまでに、ほとんど時間はかからなかった。

逆に、店内に入った瞬間に、ニンマリとしてしまうお店もある。

活気のある笑顔のスタッフ、パリッパリに清潔な店内、センスがあって使いやすいインテリア、そしてそこで映える魅力的な商品。

簡単に言えば、「やる気」が違うのだ。

このへんのことは話すと長くなるので次回に譲るけど、僕が今頭の中でイメージしている素敵なお店は、鎌倉にある『一閑人』というラーメン屋さんである。お近くへ出かける際にはぜひ立ちよってみてほしい。ともあれ。

爽快なまでに新鮮な鎌倉野菜のサラダと濃厚さっぱりつけ麺『一閑人』 | CLOCK LIFE*


僕が、重箱の隅をつつくように他人様の店舗を勝手に批評していつも思うのは、

「なぜに人は、こうも他人のことが見えるのに、自分のことが見えないのだろうか?」

というのと、

「人の振り見て我が振り直せ」

というやつである。

僕にとってのお店というのは、このブログと家庭だ。会社における僕という個人もそうかもしれないが。

人の悪いところは目につくけれど、自分自身は一番見えない。

それを認識して、トイレ掃除をしっかりやっておけば、とりあえずお店も個人も、潰れてしまうようなことにはならないと思うよね。

ともあれ、つづく……。

2014年3月1日午前7時24分。薄暗い書斎にて。週次レビューとか月次レビューとかやらなくちゃいけないんだけど、時間がないからブログばっかり書いてる。レビューができないと頭の中がわしゃわしゃするけど、優先順位的には問題ないんだよな、とか思いながら。

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