Newport Beach / ND Strupler
ネット依存専門外来なるものまである昨今、試しにデジタル断ちをしてみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
以前「オンライン人間のあなたが、デジタル・デトックスをやるべき8つの理由。」という記事にも書きましたが、デジタルデトックスは、今まで無駄にしていたあなたの貴重な時間を取り戻し、人生の大切なことを思い出させてくれます。
とはいっても、何から始めればいいのかわからないというあなたに、僕が実際に行ったデジタルデトックスの基本的な3つのルールを紹介します。
1.SNSアプリを一時的に削除する。
デジタル・デトックスのはじめの一歩は、FacebookやTwitterなどのアプリをスマホから消してしまうことです。
見慣れたアプリが消えてしまうと違和感があるでしょうが、そのぽっかりと空いた空間こそが、あなたがこれから手に入れる良質な「時間」と「平穏」になるのです。
バッサリ消してしまいましょう。
そこまで割り切れない人は、いつものホーム画面の使いやすい場所から、一番後ろの画面に移動させるといいかもしれません。
2.ノートを用意する。
なるべくデジタル機器から距離を置きたいので、ノートやメモ帳を用意して、手書きでできる作業はすべてそちらで済ませましょう。
スマホやパソコンを使うのをやめると、いつもより時間がかかってしまうかもしれないけど、大丈夫、デジタル・デトックスをすることで、それ以上にたくさんの時間があなたには用意されています。
ノートに手書きで日記をつけて、これからやるべきことや来週の予定などを書き出してみると、自分の人生や生活が、思ったよりもシンプルなものだということに、気がつくことでしょう。
タスクやスケジュールがあまりにも複雑で精緻で、とてもノートに書き出していては間に合わないという人は、もう一度人生を考え直す必要があるかもしれません。
3.休日にはスマホをおいて出かける。
最も抵抗があるけれど、最も効果的なのは、週末のお出かけにスマホを置いていくことです。
出かけた先でうつくしい風景を見つけたら、写真なんか撮ってないで、目を閉じても残像が残るくらいに、じっくりと心に焼きつけましょう。
美味しい料理に出会ったら、SNSの先にいる人のことなんか忘れて、目の前にいる人に「これ、すごくおいしいよ!」と、分けてあげてください。
スマホを持たずに外出するのは不安だという人もいるでしょうが(僕だってそうです)、日本でiPhoneが発売されたのは2008年、携帯電話が普及しはじめたのは1990年代、それ以前は、誰もが携帯なんて持たずに生活していたのですから。心配しないで。大丈夫。
まずは週末からはじめてみませんか?
Camping on the lower Wisconsin River / Wisconsin Department of Natural Resources
デジタル・デトックスを行うと、驚くほど(オンライン中毒であればあるほど)自由な時間が生まれます。
「休日だってなんだかんだ忙しいんだよ」というあなたこそ、デジタル断ちをしてみれば、SNSにどれだけ時間を取られていたかを痛感することでしょう。
たまの休日くらい、アラームをかけずに眠って、静かに美味しいものを食べて、ぼんやり青空を眺めてみてはどうでしょうか。
きっと、思ったより綺麗で、静かで、まんざらでもない世界に気がつくはずですよ。
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