負けられない戦いに負けちゃったね日本代表。優勝するって言ってたのに無理っぽいね圭佑。

でも、決勝トーナメント進出は難しくなっちゃったけど、コートジボワール戦と違って、今回の敗北は納得できたというか、僕の中では潔く負けを認められた感じがするんだ。

 

ギリシャ戦の後だったかな、セルジオ越後さんが「W杯初出場の監督らしい采配だ」っていう皮肉を言ってた。

たしかにザッケローニ監督って、ミランとかユーヴェとかイタリアの名門クラブでそれなりの結果を残してはきてるんだけど、ナショナルチームを率いてW杯に出るのは初めてなんだよね。

本戦が始まってみるまでわからなかったけど、たしかにセルジオさんが言うとおり、短期決戦の厳しさというか、W杯のシビアさをわかっていなかったのかな、とか思う。

ギリシャ戦は、相手の戦術との兼ね合いもあって、コートジボワール戦より百倍良かった。

調子の上がらない香川を外して大久保を入れたのも、総合的に最も信頼できる今野を戻したのも良かったし、ポストプレーができる大迫も前を向けてプレーできたし、なかなかの好発進。これはいけるかも、と、不安が期待に変わっていった後半。長谷部を遠藤に代えて、しばらくして大迫を香川に代えたところで、おや?と思った。

前半で相手を疲れさせたところに、チーム全体を変えられる遠藤と攻撃の中心である香川を入れて試合を決める、というプランはわかるけど、前半であれだけ形と流れができていたんだから、無理やり代える必要はなかったんじゃないかな、とか思う。

なんていう「たられば」はいくらでも続くからやめておくけど、いずれにせよギリシャ戦では点は取れなかったにせよ、ザックのもとで四年間つくりあげたサッカーを表現できたのだから、もうしょうがないとしか言いようがない。

コートジボワール戦後はもう呆然とするしかなかったんだけど、今回はもう出しきったんだからしょうがない。堅守のギリシャにブロックで守られたら、自慢のポゼッションサッカーでもダメだったと、世界に通用すると思っていた攻撃力も通用しなかったと、親善試合と命がけの本戦とは別物だったと、そういうことを経験として血肉にまで浸透させている強豪国とは、まだまだ大きな差があったと、もう潔く認めるしかない。がんばったけどダメだった!悔しい!と、ようやく素直に唇を噛めた。

マンU、インテル、ミランといったビッグクラブ所属の選手がいようと、欧州リーグ所属選手がたくさんいようと、ホントのホントの本番であるW杯の戦いは別物だと、骨の髄まで染みわたるほど身体で理解できるようにならないと勝てないということを、日本全体がそろそろ実感してきているはずだ。

大会前には中堅国に見えたコロンビアが、今やブラジルやオランダと同じくらいの強豪に見える。明らかにひとつ上の次元のチームだと認識できる。

けれどサッカーはやってみなければわからないというのもまた事実だから、勝機がないわけでもない。

決勝トーナメント進出とか、希代のスターでもある本田圭佑にとってのピークにあたる大会であるとか、そんなことは置いておいて、今現在の日本サッカーのすべてを、次のコロンビア戦では見せてほしい。

今日の香川はいい瞳をしていた。他の選手にも魂が宿っていた。

これまで培ったサッカーに、そういう気持ちが乗って、全力を出し切ることができれば、それはあまりにも月並みで手垢にまみれた表現だけれど、負けたって納得できると思う。素直に唇を噛んで、悔しさに涙して、また明日を向けると思う。

いつだって、次の試合がいちばん楽しみだ。ガンバレニッポン!

点を取られるけど点を取れるチームが、点を取りに行かなかった結果。コートジボワール戦を終えて。 | CLOCK LIFE*

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