けっきょく大事なのは人!日高屋会長・神田正さんから学んだ4つの成功法則 #カンブリア宮殿

 

熱烈 中華食堂日高屋―ラーメンが教えてくれた人生

飲食店チェーンの創業者というと、野心むき出しのイケイケ経営者を想像してしまうけど、中華料理「日高屋」で年商300億円をあげるハイデイ日高会長・神田正さんは、どこにでもいるおじいちゃんのような風貌だ。

とても大企業の会長には見えず、むしろ日高屋のようなリーズナブルな中華屋さんでランチにラーメンを啜っていそうな感じ。けれどその風貌、そのオーラの源にある「お金に対する姿勢」「庶民感覚」「感謝」という謙虚な心が、今の日高屋の成功の源になっているような気がする。

プロフィール

ハイデイ日高 会長 神田 正(かんだ ただし)

 

1941年 埼玉県日高市生まれ。中学卒業後、職を転々。
1965年 友人の紹介で、ラーメン店で働く
1973年 中華料理店「来々軒」大宮にオープン
1983年 ㈱日高商事(現ハイデイ日高)設立、社長就任。
2009年 代表取締役会長に就任

__引用:2014年9月25日放送 ハイデイ日高 会長 神田 正(かんだ ただし)氏|カンブリア宮殿:テレビ東京

 

日高屋会長・神田正さんから学んだ4つの成功法則

超シンプルなことを愚直に続ける!

激安中華料理チェーン「日高屋」を300店以上も展開させることに成功した理由のひとつに「駅前戦略」というのがある。

出店場所に徹底的にこだわる神田さんは、70歳をすぎて会長職に退いてもなお、自分一人で新店の出店場所を探して決定する。そのうちの最大の条件は「駅前であること」「一階であること」

飲食店だから駅から近くて人が多いことや一階で入りやすいこと(店舗の奥まで見渡せる安心感)が大事なのは素人でもわかるが、その大切なことに徹底的にこだわって、妥協しなかったことが成功の源だという。

もともとは「昔駅前にあった屋台を復活させたい」という願いがあったそうだが、大切であると信じた信念、曲げない強い芯を持つことはどんな仕事においても大切だ

お客さまを幸せにする!それだけ!

カンブリア宮殿史上、ここまで覇気のない経営者がいただろうか。お客さまと従業員の幸せだけを心から願う神田さんの姿勢には、思わず村上龍さんも感動してしまうほど。「お金の使い途がわからない」という神田さんには、ギラギラした野心が見受けられないのだ。

あるのはお客さまと従業員の幸せをひたすら願う心。

「ハンバーガー店と牛丼店の真ん中に出店するのが理想」という言葉の裏には、地域の人たちが毎日いろんなお店から自分で選べば飽きずに楽しんでもらえる、という徹底的にお客さまの立場に立った考えだ。

「安く飲める中華屋さん」は自分の目線からのマーケティング!

「安く飲めて美味しい中華屋さん」というのは、おっさんの夢だ。駅前で餃子をつまみに軽く一杯やってさっぱりしたラーメンでシメてさっと電車に乗って帰る、というサラリーマンの理想を現実化したのは、神田さんご自身の目線から生まれた形。

利益率の高いアルコールをたくさん売ることで、店も潤い、お客さんも喜ぶという理想のスパイラルだ。

背伸びして興味のないことや不得意なものに手を出すのではなく、自分の目線で人を幸せにすることを追求した結果が日高屋の成功に繋がっている。

やっぱり人がすべて!

神田さんはとにかく「人」を大切にする。お客さんだけじゃなくて、従業員の幸せを、心から願っている。

僕も経験があるのでわかるんだけど、飲食チェーンの正社員というのはかなり過酷な仕事で、会社からすればいかに彼らを効率よくたくさん働かせるかといったところがポイントになる。今やブラック企業となってしまった某居酒屋チェーンを思い出せばわかってもらえると思うけど。

けれど神田さんは、従業員の人生を何よりも大切にして、感謝しかないという。

テレビ撮影のために天王洲のスタジオを訪れる際にも、東証一部上場の手続きにも、社用車でなく地下鉄を使う。大会社の会長がだ。

「運転手付きのハイヤーを使うくらいなら、その分従業員の給与を上げます」という神田さんの言葉は紛れもない本音だろう。

「地域の人に日高屋ができてよかったなと言われるのがいちばん嬉しい」と神田さんは言う。

地域に愛されれば自ずと利益は出てくる。お金というのは他人を喜ばせたことに対する報酬であるということを、あらためて、強く実感させられる。

神田さんは最近、60歳以上の社員のために「焼鳥日高」という店舗を展開している。体が衰えると中華鍋を振るのが大変だが、焼鳥なら焼けるということで、まだまだ働きたい従業員たちの「場所」を用意したのだ。

やっぱり人がすべて、人への信頼こそが成功の源となっている。

まとめと感想

神田さんのやり方を見ていると、ビジネスで成功する、ということは、お客さんと従業員の幸せのバランスを取ることなのかもしれないと感じた。

お客さんも従業員も幸せにできるシステムを構築した人が、大きな組織を率いているんじゃないだろうか。

低品質な商品で客を騙したり、過酷な労働条件で従業員を使い捨てするような企業は、長続きせず必ずいずれは淘汰される。

日高屋はとにかく安い。安いなりに味もそれなりだ。神田さんは日高屋のラーメンの味を「ふつうだよ」と言って笑う。「全部が美味しいとインパクトが強すぎて飽きがくるんです。こだわりの味は追求しません」と続ける。

味の追求も大事だけど、それよりも低価格で食べられるそれなりの味にこだわる。とことん安くてメニューが豊富でお客さんが喜びながらも、駅前に限定したりアルコールをたくさん売ったりすることで経営が成り立って従業員も幸せになれるシステムを構築している。

企業だけじゃない。どんな仕事だって、競合を意識しすぎたりプライドが邪魔したりすると、お客さんと自分の幸せの意味を見失ってしまい、結果もついてこない。

なによりもお客さんの幸せ!あたりまえじゃなくてありがとう!

肝に銘じることにする。

その他のテレビメモ
  • 村一番の貧乏だったから、お金のない人の気持ちがわかる。それはお金持ちになっても忘れたくない。
  • 中卒で就職したけど長続きしなかった。15個以上の仕事を経験したが24歳のときラーメン屋のアルバイトをしたのが人生の転機になった。
  • 本社はお金を産まないから賃貸でいい。お金を産むお店にお金をかける。
  • スタッフには「日高屋と縁があってよかった」と思ってもらいたい。

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