「ディズニーランドはいつまでも未完成である。 現状維持では、後退するばかりである」
というのは、かのウォルト・ディズニーの言葉だけど、「映画ファンの集い」というイベントに参加していると、それを肌で実感します。
参加者のフィードバックをガンガン採用して、毎回新しい試みをブチこんでってやっているうちに、どんどん進化してバンバン参加者増えて、今や毎月開催で100名オーバーが満員になっちゃうほどの人気。
今や映画配給会社の方からPRに来るほどのイベントも、はじまりは十数人のピザパーティだったんだって。
たった一年でこれだけ急成長したのは、やはり現状維持を捨てて、とにかく前へ進んできたからでしょう。さあ学びましょう。
ってことで今回も、3月28日(土) に開催された「映画ファンの集い〜1St Anniversary〜」に参加してきました。ちょうど1周年なんですね。ちなみに毎月最終土曜日開催ね、予定立てやすくていい。
「映画ファンの集い」が終了するのは22時半くらい。100名超の参加者は4時間ぶっ通しでテンション上げて熱く映画を語って、心地よい疲労を背負って帰途につきます。僕なんか茅ヶ崎だから家に着くのは1時前。
イベントの余韻に浸って眠りにつくその頃、メールボックスには主催者から、イベント特典などの連絡事項に加えて、今回の反省とか次回への抱負が記されたメッセージが届いてる。
イベント成功の余韻や達成感に浸ってるヒマなんてないんです。「前しか見えない目玉」をつけた主催者は、直後からもう次のことを考えてる。
前回よりパワーアップしてたポイント
過去3回参加した中で毎回何かしらパワーアップしていく様子を見てきて、「もうこれ以上はないんじゃないの?」と思ってたけど、ありましたねえ。本気のイベントは伸びしろに限りがないわ。
映画オススメリスト作りにドはまり!
イベントの基本コンテンツは、いくつもに分かれた「好きなお題のテーブルでトーク」なんだけど、今回から新たに、ジャンル毎の「映画オススメリスト」を作るコーナーが加わった。
「ハッピーエンド系」「どんでん返し系」「泣ける映画」みたいなお題に分かれて、みんなで映画タイトルをどんどん挙げてくの。
ちなみに僕が参加した「どんでん返し」テーブルはかなり盛りあがりましたよ!
意外な作品が、言われてみればどんでん返しじゃん!だし、ミステリー・ホラー系はそもそもどんでん返しがベースにあったり、最終的には25作品のリストが完成して、みんなで写メ撮って持ち帰りました。
個人的にイチオシのどんでん返しは『エンゼル・ハート』。あと言い忘れたのが『パーフェクトブルー』。でも先に「どんでん返し」だってわかってたらどれも見方変わっちゃうけど(笑)。
ふつうの「お題トーク」も楽しいけど、これは盛りあがる!そしてこのリストも何か今後イベントに活用できそうだし。
クイズ大会が初心者にもやさしくなった
クライマックスのクイズ大会が最高に盛りあがるんだけど、けっこうムズいんですよこれが。
超映画オタク向けの難解問題とか、主催陣が仕組んだ引っかけとの戦いとか、まあ見てるだけでも楽しいし、難しいからこそ盛りあがるんだけど、ぶっちゃけ初心者にはちょっとハードルが高い。
僕もあんまり最新映画をチェックする見方じゃないんで、けっこう蚊帳の外感があったんだけど、今回はそのへんもだいぶ改善されてました。
映画『イミテーションゲーム』の流れでクロスワード問題があったんだけど、映画知識を動員しながらも、初心者含めてみんなで盛りあがれて、すげー楽しかったです。
うちのチームは見事第2位になれたんだけど、たぶんこのクロスワードで得点稼いだと思うよ。
イベント特典プレゼントが一気に5倍増
いつもクイズ大会の賞品に、映画関連のプレゼントが用意されてるんだけど、今回はその量と質が一気にパワーアップしてた。
プレスとかポスターとか入れるとその数300。参加者が100人超だから、みんな何かしらもらえる。
しかもそのうち70枠は試写会っていうんだから、これは嬉しい。今回からワーナーの独占試写会が開けるらしいし、僕も『ラン・オールナイト』試写会行けることになったよ。
藤竜也さんインタビュー同行します!
で、一番スゴかった賞品が、今月公開の北野武最新作『龍三と七人の子分たち』主演の藤竜也さんのインタビュー同行権利ってやつ!
藤竜也さんと言えば、僕にとっては黒木瞳さんと共演した『化身』の超うらやましい文壇ダンディが思い浮かぶけど、今回はたけし映画で元ヤクザのジジイをコミカルに演じるそうですげー楽しみ。
そんな藤さんインタビュー同行権は、見事僕が獲得したんで、今度行ってきます!
変革を恐れるな、現状維持が一番危ない
「変革を恐れていないか。 現状維持が最も危険だという事を忘れていないか」
と孫さんが言うように、現状維持を目指すのは危険です。現状維持って現状維持じゃないから。
今の良い状態をキープしようとしてたら、どんどん伸びてくる競合に抜かれちゃいますよ。
業界(世界)自体が常に成長しているのだし、人はいつも新しいモノが好き。既存のモノには価値を見いださない。
だから、成長して、進化しつづけることが、けっきょく現状維持ということになる。イベントだけじゃない。会社だってお店だって個人だって、親だって。
だからこんだけ熱意と行動力のあるイベントは、どんどん進化して、世界を広げていく。人も集まるし、情熱も刺激される。
僕もだんだん、みんなで楽しく映画トークするのもいいけど、何かお手伝いしたい!って強く思うようになってきましたもん。
人が、「自分も参加したいなあ」から「協力したい!力になりたい!一緒に成長したい!」と思わせるようなイベントになったら、もうそれは大成功です。
今後とも楽しみですね〜。ユリイカ〜!
過去の「映画ファンの集い」レポート