原作の大ファンなので『新宿スワン』見てきましたよ!
公式ライターをやっている「シネマズ by 松竹」のほうにレビュー記事を書いたんで、そっちも読んでほしいんだけど、そこに書き切れなかったことと、テラスモール湘南に展示されていた「新宿スワン衣装展」の様子をお届けします。
シネマズのレビューはこちら
園子温ではなかった!
鈴木おさむさんの脚本もあって、原作をうまく映画化してるとは思うんだけど、どこで何が飛び出してくるかわからない過激な作風の園子温監督っぽさは、なりをひそめてましたね。
同じコミックが原作の「ヒミズ」のときは、もう自分好みに原作をぐいっとひん曲げて、古谷実(原作者)と園子温の融合っていう、両者のファンとしてはたまらない仕上がりだったんですけどね。
監督ご自身が「今までの自分を全部捨て去って、新人、新しい監督となって挑んだ」とおっしゃっているので、そういうことなんでしょうけど、園ファンの方々は、違和感あると思います。
シリーズ化に期待!あるいはテレビドラマ?
原作が人気コミックですから、やはり2時間の尺におさめるのには、ちょっと無理が生じます。
物語やテーマの性質から言っても、本来はテレビドラマがいいんでしょうね。
過去には深夜ドラマもやってたみたいだけど、深夜だとあまりお金かけられないんで、よっぽど才能のある新人監督を奇跡的に抜擢できないと、哀しい結末になりそうです。
本作の最後では、伊勢谷友介さん演じる真虎が、今後を示唆する場面があったので、もしかしたら続編があるのかも。いや、ないかな?
綾野剛さんと伊勢谷友介さんはハマリ役だと思うので、つづき見たいな〜と個人的には思います。
「バーストの狂犬・関」を演じた深水元基さんのカメレオンッぷりがスゴイ!
シネマズの記事にも書いたけど、深水元基さんに全然気づきませんでした!
本作では、バーストの狂犬と言われる、見た目も中身もすげーおっかない人を演じていて、「あーホントにこういう人だけには近づきたくないなー」とか思ってたんです。
そしたら後で気がついた!
この人、「みんな!エスパーだよ!」で、うんこしたくなると瞬間移動できる露出狂のエスパーやってたんですよね!(なんちゅう設定だww)超バカキャラ!
しかも後で言われてまた気づいたんだけど、「クローズ」シリーズではリンダマンを演じていたっていう!
すげー全然気づかなかったー!
Wikipediaで見たら、そうとうな数の映画やドラマに出演されているので、僕が気づいてないだけで何度も見てるんでしょうね〜。
劇中で実際に着た衣装が展示されてた!
▲ 辻堂にある「テラスモール湘南」の映画館「109シネマズ湘南」に、なんと役者さんたちが実際に劇中で使用した衣装が展示されてました!
▲ マネキンのせいもあるんだろうけど、なんかショボい(笑)。
アイロンかけなさいよ。
▲ 伊勢谷友介さんと綾野剛さん
▲ 黒のスーツは山田孝之さんで、隣が沢尻エリカさんが着たもの。臭いを嗅いだりしてはいけませんよ!
劇中のイメージよりみんな細いなあ。
▲ 劇中に出てきた絵本もあった!映画オリジナルのもので、実在はしないようです。
▲ うまく撮れなかったんだけど、真虎が身につけているアクセサリーやライターなど。