小学一年生の次女が、朝ごはんを食べながらいたずらな笑顔を浮かべて言いました。
「オッケーGoogle、じゃなかった、オッケーパパ、今日の天気はどう?」
毎日パパのお古のiPadでYouTube三昧の次女なので、CMかなにかで音声入力の「オッケーGoogle」を知ったのでしょう。
僕が笑いながらiPhoneで天気をチェックして「今日は晴れで、昨日よりもっと暖かいってよ」と教えると、次女は「ありがとう」と言って、洋服を選びます。
そんな次女がある日言ったんです。
「ねえパパ知ってる?できるできるできるって思ってると、何でもできるんだよ」
「え、どういうこと?」
「できるって思ったらできるし、できないと思ったらできないの」
「そうなの?」
「うん、だから昨日ね、できるできるできるって思ったら、はじめて跳び箱の5段が飛べたんだよ!」
「すごいすごいすごーい!すごいねキミは!でも、そんなこと誰が言ってたの?」
すると隣に座っていた長女が言います。
「えー、いつもパパが言ってることじゃーん!」
「そうだよー!忘れちゃったのー?」
次女を抱きかかえて頬ずりしていた僕は、思わず手を止めていました。
そういえば、ぼんやりとそんなことを言ったような記憶もあるなあ。
でもこうやって人の口から言われると、あらためてそうだよなあと思うのです。
うん、できるできるできるって思ったら、何でもできる。子どもだって、大人だって。
子どもは何にも邪魔されずに「信じる」から、本当に何でもできる。
僕も跳び箱飛んでみよう。昨日飛べなかったとしても、今日は飛べるかもしれないから。