『ハウス・オブ・カード』っていうメチャクチャおもしろい海外ドラマ見てるのよ。
主人公はケビン・スペイシーって超実力派の性格俳優で、アメリカの政治家のお話。
ケビン演じるフランク・アンダーウッドはマジ悪いやつでさ!主人公のくせにオレ的映画史上最低の悪役ってくらいひでえ男!
彼はその腹黒で計算高い野心で、人も金も権力もすべて利用しまくって、まわり敵だらけになりながらガンガン出世していくんだけど、ここまで腹黒いといっそ清々しいのよ。
黒も黒すぎると眩しく見えるというか、目的に向かって進んでいく人間の「純粋性」のようなものまで感じられてしまうから不思議。
まあそれはいいんだけど、そんな頭が切れて冷酷で野心家のフランクが、あるときすんげーヤバイピンチに陥って、珍しく右往左往して悩むんですよ。
おおお、こんな頭のいい悪者でもこんな風に苦悩することがあるんだなーと、
そんでもってどういう風に危機を打開していくのかとワクワクしていたら、フランクこう言ったのね。
「強風が吹いてるのに逆らう必要はない」
うわーこれ!これきたわー!って一人で感動したのは、これと同じことを僕に言った人が、今まで何人もいたからなんですわ。
僕が何か新しいことを始めようとして肩に力が入ってるとき。
物事が行き詰まってどちらへ進んでいいか迷っているとき。
自分じゃどうしようもない大きなトラブルに巻き込まれたとき。
そんなときに、いつもなぜか、誰かが決まって僕のところへやってきて、同じことを言ってくれるんです。
ある人は「壁は乗り越えなくていいんじゃない?横すり抜けたら?」と言い、
ある人は「おまえの小さな脳みそで考えたってロクなことはないから、流れに流されちまえ!」と言い、
ある人は「イヤんなったらやめちゃいなよ。大丈夫だから」って言う。
みんな言ってることは同じ。でも今回はリアルな人じゃなくて、海外ドラマのすげー悪いじじいだったけど(笑)。
なので僕もみんなに言ってあげたくてこれを書きました。
「強風が吹いてるのに逆らう必要はないよ」
つまり
「ちょっと戦うのやめてみたら?落ちついてよーく考えてみよう!」
トラブルとか失敗とかでヤバいことになったら、それに逆らおうとしないで、身をまかせてみるのも悪くないよって話。
大きな目的に向かって歩みを進めているとき、強い逆風が吹いてきても、ふんばって歩みつづけちゃうとしんどいよね。
でもしんどいけどがんばれって言われてきたよね。 それで切り抜けられることもあったよね。
でも逆風って、さらりと身をかわしてよけることだってできるし、逆にその風に乗ってスイスイ流れてみたら、いつの間にか風が前を向いてたりするんだぜ。
自分が窮地に陥ったとき、仕事がツライ・お金がない・愛されない・よくわかんないけど苦しいってとき、
強風に逆らわずに、ぜんぶ流されてみようぜ。
でもそれコワイ!
どう見ても逆風だもん、悪い方向へ流れてる風に乗るとかすんげーコワイキャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
それよりはふんばってがんばって、強風に逆らって歩く方が怖くないし、なんだか「やってる感」もあるし、カッコイイ気もしてくる。
でも「がんばる」はしんどいのよ。「コワイ」は越えると楽ちんなのよ。
流されも死ニャーしないでしょー!ビーバイー\(^O^)/
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Comments by 茅ヶ崎の竜さん
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