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エメリッヒ大爆発よ!!!

『インデペンデンス・デイ リサージェンス』って映画、監督は「人類の滅亡」を撮らせたら右に出る者のいない破壊王・ローランド・エメリッヒ。

アメリカ大好きドイツの破壊王エメリッヒ健在!

前作も続編の本作も、そもそもアメリカの独立記念日と人類のそれをひっかけてたり、アメリカ大統領や米軍が活躍しまくったり、よくあるアメリカ大好きー!な礼賛映画なんだけど、エメリッヒってドイツ人なんだよね!(笑)

愛国心とかって意外と別の国の人の方が持ってたりするんだよな。東京に住んでない人の方が渋谷の店に詳しかったりとか。ちげーか。

ともあれ、そんなアメリカ大好き人類の滅亡大得意のエメリッヒが、アメリカの莫大な予算を使ってこしらえた超大作アトラクションが、このリサージェンスですわ。彼にしか作れないという意味で間違いなくオンリーワンですこの映画!

良い意味で20年前と変わってない!

前作から20年も経ってるんだから、僕らの予想を超えるドデカイ宇宙船が、僕らの予想を超えるすんごい迫力のCG映像で、ズゴゴゴゴゴーって飛び出してくるんだろうな、という僕らの予想通りに、ズゴゴゴゴゴゴーってちゃんと見せてくれるエメリッヒ!

映像技術はもちろんすんごい進化してるけど、根本的なところは20年経っても同じだーヤッター!

と、なぜか変わっていないことに喜んでおりました。

映画というよりアトラクション!

彼くらいになると、もう映画じゃないです。体験型アトラクションですよこれは。

「エイリアンが親切に英語で秘密を教えてくれる」とか、「敵の戦闘機が死ぬほどたくさんいるのに母艦の内部は誰もいなくて超無防備だ」とか「中国マーケット狙ってる」とか言っちゃダメなんですよ!

ディズニーランド行って、「スペースマウンテンはリアリティがない」とか「白雪姫は物語のツメが甘い」とか言わないでしょ?( ̄▽ ̄)

莫大な予算と人類滅亡師の匠の技でズババババーっとアトラクションを味わって、劇場を出るとき何も残らない爽快感を味わう、っていうのが、正しい本作の味わい方です。

だからもう、IMAX 3Dを超絶オススメします!!!

「どーにでもなるわーい」をくれる爽快デトックス映画!

夏のうだる暑さとか、現実の些細な問題とか忘れますよ。そういう意味ではカタルシスでありデトックス映画だと言えるでしょう。

きちんと物語に向き合っても、あんだけのエイリアンがあんなどえらい攻撃を何度も何度も仕掛けてきて、世界の大都市がグッチャングッチャンになってるの見たら、僕らが普段抱えてる日常の悩みとかマジクソですよ(笑)。どーでもえーわー( ̄▽ ̄)

イニャリトゥとかノーランとか一筋縄でいかない監督も増えてきたハリウッドだけど、やっぱりこれがド直球のアメリカ映画ですわ〜。

死ぬほど考えさせられるあれも映画。なーんも残らないこれも映画。いや、ただひとつ、なんか知らんけど、人生どーにでもなるわーいっていう爽快感みたいなのんはもらいましたね。それだけでじゅうぶんじゃないでしょうか。

あとさあとさ、アラフォー世代には天使だったかつてのフレンチ・アイドル、シャルロット・ゲンズブールちゃんが、いいおばはんになって出てるのも、時代の流れを感じましたねえ。ウィル・スミスもおじさんになって出てないし、見ている僕だってもうおじさんだものね。

夏はウダウダ言ってないでこういうの見なくっちゃ!アディオース\(^O^)/

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