以前から気になっていたザックを手に入れた。
午前中に仕事を終えてから、ジュンク堂に用があったので、藤沢の好日山荘に寄ってみた。
ザックコーナーをくまなく眺めるも、目当てのモノが見あたらない。
諦めて帰ろうとしたのだが、いちおう店員さんに声をかける。
「バーグハウスのもっとミリタリーな感じのやつって、置いてないですよねえ?」
置いてないですよねえ?と、ハナから弱気な僕であったが……
「それならこちらに」
おねえさんが朗らかに案内してくれた先には、アウトレットの巨大なカゴ。目当てのバーグハウス・センチュリオの型落ちモデルが半額になっているというじゃないか。
なるほど。僕が以前見かけたモデルとは細部が異なっているが、シルエットや大まかな雰囲気は相違ない。
カラーも二色。サイズも30リットルと45リットルの二種類が揃っている。朝から調子が出なかったのだが、今日はツイてるみたいだ。
いつものように確認するために店員さんにお願いして写真を撮ってもらう。
ふむ。オリーブのほうが締まって見えるが、ミリタリー感が強い。
カーキはアウターと被るが、普段着にも合わせやすそうだ。
オートバイに乗るときをメインに考えていたのだが、これなら様々なユースに使えそうである。
半ば諦めていたのに、店員さんに声をかけてよかった。あれが無愛想なおじさんだったらそのまま帰っていたかもしれないが。
いい買い物ができたとほくそ笑みながら、さいか屋のレストラン街にある古い喫茶店に入る。
ここではエビピラフしか食べない。食べたことがない。特段うまいというわけではないが、ここではこれ、なのである。
待っている間に、背負っていたノースフェイスのザックの中身をバーグハウスに移し、ノースフェイスも丸めて押しこんだ。
やはり大は小を兼ねる。45リットルにして正解だった。
胃に沁みる濃くて酸っぱいコーヒーを飲み干してから、ジュンク堂でオートバイの本を漁る。
前に乗っていたカワサキ250TRは、「汚れているのがクールでいい」などと言ってるうちに海風にやられてサビだらけになってしまったので、今度のオートバイはきちんと磨いて、メンテナンスもしてやろう。
帰宅して、カリマーのリッジ40と大きさを比較してみる。
中身が充たされていないのでシルエットは参考にならないが、見るからに登山専用でございという強気が感じられるリッジに対して、センチュリオにはやさしい風情がある。
ノースフェイスのFUSE BOXは、雨にも強く、直方体の30リットルと、使い勝手も素晴らしくよかったのだけれど、あまりにも人気が出てしまい、近所の高校に通学する学生たちに紛れこんで苦笑している。
有機的でやさしいカラーだが、登山用としての機能にも抜かりはなく、ショルダーハーネスはかなりの厚さ。
サイドのストラップもあれこれ使えるだろう。
背部には強靱なフレームが入っているので、ヘビィなパッキングにも負けないはずだ。
今年からはなるべく荷物を減らして、できるならこのザックの他にはテントとマットくらいで旅にでたいもんである。
Comments by 茅ヶ崎の竜さん
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