今日は朝から雨が降っていて、登山が中止になったので、ブログでも書いてみるけ。
雨の日は、書斎の窓から、しとしと落ちてゆく雨粒をぼけっと眺めるのが好きなのだが、不意の雨だと、リクライニングチェアだとかベンチだとかハンモックだとかヨガマットだとか俺のくつろぎ用具がウッドデッキに出しっぱなしで、それらが雨風に濡れ汚れていく様を見ているとなかなか切なくなってくる。セロトニンが足りない。お日様出てきてくだせえと、天に乞いたくなってくる。
セロトニンといえば、朝起きて日光を浴びるってホント大事ですね。めっきり春めいてきたので、晴れた日はデッキに出て肩甲骨剥がしてコーヒーでも飲んでるとシャキッと目覚めて、スイッチが入る。
でも朝はテレビがダメですね。チャンネル回してみるけど、どこも深刻な、あるいはどうでもいい他人事を深刻に伝えようとするニュースばかりでげんなりします。
でも朝から、どのチャンネルも、誰が殺された誰が裏切った誰が嘘ついた、って、人間の汚らしいところばかりを陰惨に伝えるってことは、それだけ人が見るってことなんでしょうね。視聴率を稼げるからなんだろうな。朝って覚醒していなくてナーバスになる傾向があるから、他人の弱さや汚らしさを覗くことで安心したい、なんて心理作用があるのかしら。
サイモン&ガーファンクルの〈七時のニュース/きよしこの夜〉でも、美しいクリスマスのメロディの後ろで、キング牧師がデモ行進をするだとか、ヴェトナム反戦運動がどうしたとか、コメディアンが麻薬の過剰摂取で死んだとか、暗いニュースばかりだったもんな。ってあれは夜の七時か。
あれ……、AppleMusicで検索しても、〈7 o’clock News / Silent Night〉って出てこねえな。俺の持ってるベスト盤には3曲目にあるのに、AppleMusicにある同じアルバムには入ってないや。思想的な裏の力を感じちゃうね。
ともあれ。かつて山田詠美さんは、テレビのニュースはおろか新聞も読まず、あらゆる時勢の情報を遮断していたっていうから、人って別に余計なことなんて知らなくても生きていけるんですな。
でもでも、__誰かが死んだ、ってニュースは、不謹慎かもしれないけれど、心の推進力になったりもする。今年も著名人がたくさん亡くなりましたが、自分もおっさんになってきてるので、「ああ、本当に死ぬんだな!すぐ死ぬわ、死ぬ!!」って実感が、寝ぼけた頭に響いてきて、やる気が溢れてくる。
ということで、うちでは朝はもっぱらEテレです。NHKの受信料はいくつになっても釈然としないけど、Eテレが楽しいので我慢できます。大人が見ても楽しいよね。企画や楽曲のセンスやクオリティが高い。コッシーまだやっててパパは泣きそうです。今年二十歳になる息子が小さいころよく一緒に見てましたからね。スイちゃんは何代目になるんでしょうか。
Eテレを子どもたちに見せてる間にシャワーを浴びて、その後Rakuten TVでNBAのデイリーニュースを見るってのが、朝のルーチンになってる。Rakuten TVのNBAはいいですよ。毎日、前日の試合のハイライトを(全試合じゃないけど)放送してくれるし、週末にはウィークリーもあるし、コンテンツが豊富で、DAZNよりも見やすいな、俺は。
あ、アメリカ行く予定ある人は、僕へのお土産、NBAグッズでいいですよもちろん。セルティックスとグリズリーズとサンダーとウォリアーズとブルズが好きですけど、他のチームでも喜びます。まだ日本だと意外とあんまり手に入らないんだよねえ。チャオ。