なんか、勘違いしてる人が多いみたいだけどね、〈飽きる〉って、スゴくいいことなのよ。
人は〈飽きる〉から、どんどん流れて、澱まずに、進んでいくんだもの。
好きなことでも、大好物でも、飽きるときは飽きる。飽きたらイヤになる。
そんで、飽きたら、べつのことを選べばいい。べつのものを食えばいいじゃん。
そうやって、サイクルしていく中で、自分にフィットするものは、飽きても飽きても何度もやってくるんだから。
自分にとって大切なものって、いつも手元にあるんじゃなくて、何度もやってくるんじゃないかな。
「飽きっぽい人」とか、他人が揶揄してるだけのおかしな言葉だよ。関係ねえよ。
オレもさ、小説ばっかり読んでる時期、映画ばっかり見てる時期、オートバイばっかり、ギターばっかり、とか、いろいろフェーズあるけど、やっぱり、どんな好きなもんでも、飽きるもんね。
人もそうじゃん。同じ人とばかり話してたら飽きるよ。世界が広がらないんだもん。
だからって、奥さんに飽きたから浮気するとか、仕事に飽きたから転職するとか、そういう話じゃないよ。わかってるよな。そんなバカじゃないよね。ゴメンね。
愛する大切な家族だって、四六時中一緒にいたら息が詰まるわけで、バカな友だちと遊んだり、一人旅してみたりさ。
——飽きたらべつのほうへ流れる、ってのをやってると、違った発見があったり、知らなかった世界が広がったり、いつも新鮮なの。
好きなことが、いつも新鮮なのよ。コレって、じつは、スゴくない?
違うことやってるうちに、うわー、やっぱ小説ってクールだなあ、文芸ってたまらねえ!映画ってヤベえ!ってなるんだよな。
オレは小説を愛する者である、とか、オレはバイカーだ、とか、自分を決めちゃうと、限定されちゃって、息苦しいし、思考も狭いし、自分も楽しくないじゃん。ブロガーって括りは、昔から嫌いだった笑。
ふと、流れに身をゆだねるようになってから、いろんなことがくるくるサイクルして、いつも新鮮で、楽しくなったよ。
最近はけっこうブログ書いてるけど、また飽きるかもね。
そしたら別のことなんかやって、もしかしたらまたブログ書いて、何してるかわかんないな。
逆にさ、ひとつのことを、飽きもせず、もうひたすらやってる人っているでしょ。
もう、それはそれで、最高じゃないのよ。
飽きる人も、飽きない人も、飽きることも、飽きないことも、いろいろあって、トータルでしょう。
誰かになろうとするのはやめようってことだぜ。
定期的に食べたくなる細切り肉そば。毎日じゃない、回ってくる。
👇 最近飽きずにずっとやってるのがコレ。よくできてんな。