『影裏』を読み終わって真っ先に思ったの。

__これこそ文の芸だなあ、と。

映像が主流の今だけど、文章だけでこんだけ魅せてくれるってのは、ちょっとシビれるね。

川端康成の『伊豆の踊子』を思い出す。澄んだ空気。清冽な川のせせらぎ。裏にある自尊心の影。

まさしく文芸だなあと感心していたのに、映画化もされてるみたい。

綾野剛と松田龍平はピッタリのキャスティングだけど、あまりにもまんまかしら。達者すぎる二人。

『そこのみにて光輝く』のときの菅田将暉くんが、まだそんなに売れてない頃で、衝撃的だったなそういや。

伊豆の踊子も、いいですよお。短いからすぐに読めるし。

なんか人生に慌ててるときとかに、無理やり時間をとって読んでみると、ああ、もっとゆっくりでよかったんだ、なんて落ちついたりもして。

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