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【映画放談】『エバーアフター(1998)』おとぎの国の恋物語。強気でキュートなドリューというシンデレラ☆

ネタバレ注意!映画について言いたいことを言うだけの戯れ言エントリはこちら。

決して美人ではないけれど、くしゃくしゃの笑顔がキュートなドリュー・バリモアが演じる、おてんばで強気なシンデレラの物語。

忙しない毎日の休息に、ディズニーランドへ行かずとも味わえるファンタジーはいかがですか?

あらすじ・解説

誰しも知ってる「シンデレラ」の物語を現代風にアレンジして映画化した作品。昔々、優しい父と田舎の屋敷で暮らす少女ダニエル。しかし、父が男爵夫人と再婚し二人の娘を連れてやって来たことから一変。しかも、その後父が急死してしまう。それからダニエルはメイドとしてこき使われる生活を送っていた。10年後のある日、フランスの王子ヘンリーと運命的な出会いをしたダニエルは……。
引用元: エバー・アフター – Yahoo!映画.

ドリュー・バリモア版シンデレラがいいんです!

everafter1

シンデレラというと清楚でおとなしいイメージがありますが、本作のヒロイン・ダニエルは強気な元気娘。フランスの王子に対しても、ぐっと瞳を見据えてはっきりとものを言います。

健気ではあるけれど、元気で茶目っ気のあるダニエルは、僕らが知っているシンデレラよりもずっと親近感が沸く、愛らしい女の子です。

時には意地悪な継母に反抗するし、ムカツク姉をぶっ飛ばしちゃうことも。

決して美人ではないし、スタイルも微妙だけど、それでもキュートなドリュー。あまり語られないけれど、若い頃のアル中ヤク中から自分で立ち直って、アルバイトをしながらオーディションを受けつづけて復活した彼女には「いいこいいこ」して褒めてあげたい僕です。タメですけどね。

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↑ おまけ『E.T.』のときのドリュー

ザ・継母という悪役顔にあっぱれ!

ange←湯婆婆みたい?

意地悪な継母である男爵夫人が馬車から降り立ったとき、僕は思わず声を上げていました。

それほどまでに完璧な、見事なまでに邪な悪役顔だったからです。

ダニエルの継母である男爵夫人を演じるのはアンジェリカ・ヒューストン

1985年には『女と男の名誉』でアカデミー助演女優賞を受賞している名優ですが、『アダムス・ファミリー』のママ役をやったりと、その独特のお面には定評(?)があるようです。

見た目は清楚でいい人そうなのにじつは心に闇を抱えていた、なんていうサスペンスの悪役よりも、初見でそれとわかるほうがいっそ清々しいというもので、どんだけ酷いことをやってくれるのかと期待してしまうほどでした(もちろん役の設定なので、ステキな女優さんですよ)。

そういえば『タイタニック』の恋敵というか悪役の男も、一目見た瞬間に「イヤなやつ」とわかる風貌で清々しかったですね。もちろんイヤなやつでしたけど。

いつだって、どこだって、人は恋に落ちて。

everafter2

舞台は16世紀のフランス。政略結婚に悩む王子とこきつかわれる女の子。

舞台設定はおとぎ話でも、けっきょく人間が悩んで、喜んで、涙するのはいつの時代も同じ。

男と女は、すれ違いと誤解の泥沼にはまりながら、それでも惹かれあって、紆余曲折を経てどうにか結ばれる。

なんていう、なんてことのないラブ・ストーリーですが、ちょいちょい笑いあり、アクションありの秀逸なエンタメに仕上がっています。

Ever After = ずっとずっと

表題の『エバーアフター』とは「They lived happily ever after」=「二人はずっとずっと幸せに暮らしましたとさ」という童話やおとぎ話の定番の言い回しから取ったものです。

余談だけど、僕はだいぶ昔にこの映画を午後のロードショーかなんかで途中から観たので、どういう物語かわかっていなくて、最後にこの「ずっとずっと」という台詞が出てきて、なんかいいなあ、と思ったのを覚えています。

北野武の『あの夏、いちばん静かな海』のタイトルロールが最後に出てきたときの衝撃にも似てますね。

まっすぐなラブ・ロマンスですが、元気いっぱいでちょっぴり切ないおとぎ話は、きっと毎日の疲れをそっと癒やしてくれるはずです。肩の力を抜いてご覧になってはいかがでしょうか。

▶【映画放談】『LOVE LETTER (1995) 』寒さの中にこそあたたかさがある。失われた時を求めて。岩井俊二監督の長編デビュー作。

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