道は違えど、目指す頂は同じ。ブロガーズフェス2013回顧録。 #ブロフェス2013

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またよしれい君(@Sayobs)が主宰するブロガーのブロガーによるブロガーのためのお祭り『2013ブロガーズフェスティバル』にスタッフとして参加してきた。

初開催ならではのおもしろさに加えて、新しい出会いや再会、スタッフとしての感慨など思うところはいろいろあるのだが、まとめるのは骨が折れそうなので、とりあえず時系列に沿ってひたすら回顧してみる。

▶ それは伝説のはじまり。ブロガーのお祭り『2013 ブロガーズフェスティバル』10月20日に開催。 | CLOCK LIFE.

2013年10月20日(日)08:30am。朝から冷たい雨。数週間前から軽い風邪を引きずっていて、この日も心身ともにやや停滞気味ながら茅ヶ崎を出立。

10:00pm。渋谷。会場近くの喫茶店で組長(@odaiji)を筆頭にスタッフ数名と待ち合わせ。そこで初めてYouTuberのカズ(@kazuch0924)さんとお会いするも、YouTubeで見ている上に初対面でも気さくな方で、初めてという感じがしない。ファーさん(@fahrenheitize)にもここで初めて挨拶させてもらった。

10:55am。渋谷セルリアンタワー入口にてスタッフ総員集合。と思いきや主宰のれいちゃんが遅刻。松井秀喜なみの大物感を醸しだして一同失笑。知っている顔がいくつかあるが、朝からテンションが上がらず挨拶もほどほどに。

11:10am。ステージAとなる大部屋に通されると、各リーダーの挨拶からスケジュールや役割、会場の説明などがあり、鮮やかなグリーンのスタッフTシャツが配られる。僕は会場設置など雑用を手伝うだけの末端スタッフなので、指示どおりにひたすら動く。仕事でもなく学校でもなくこうやって何かを創りあげる作業に没頭するのは久方ぶりで、なかなか楽しいじゃないか。

12:30pm。会場入口の受付を手伝うことになったので担当チームでミーティング。第一回開催ということでまとまっていないところも見受けられたが、担当の皆様のご尽力により無事に用意ができた。

01:30pm。受付開始。スタートの混雑が予想されたので会場入口の受付には多めの人員を用意したのだが、予想よりゆるやかなスタート。タムカイ(@tamkai)さんや小川さんなどとそつなく受付をこなす。受付の際にほとんどの人がチケット代わりのQRコードを提示してくれたのだが、今回はQRコードによる本人確認はしておらず、やや戸惑う場面もあった。参加者の数の把握やチェックが済んでいるかなど、今後はもっとデジタルで対応できればいいと思う。タムカイさんが途中からiPhoneで会場のUStream中継を流してくれたので、オープニングのJ(@jMatsuzaki)くんの燃えあがるステージも少し見ることができた。次からはiPadなどを置いて受付で中の様子が見られるようにしたら楽しいかもしれない。

02:30pm。受付業務から解放され、一参加者として各ステージを回る。以前セミナーでお世話になった中村さんのSEOセッションや、カズさんの動画セッションも魅力的だったのだが、ステージAのタイムキーパーをやっていた憲ちゃん(@kentaro_jp)が、「この人たち、社員3人・月間90万PVで年商2,000万円なんですってよ!」と教えてくれたので、大阪は枚方市の超人気地域サイト「枚方つーしん」のセッションを聞くことに。僕も湘南の地域サイト運営を目論んでいるので、具体的な方策がとても勉強になった。やはり理論ではなく同じ道で成功している先達の言葉は重く輝いていた。気が向いたらエントリーにまとめよう。

03:20pm。この時間は僕も読ませていただいた『ブログ飯』の染谷昌利さんのセッションを聞いていたのだが、Twitterで女性陣がやたらとステージCの倉下忠憲さんのことをツイートしていたので、気になってそちらも覗き見。ちょうど質疑応答をしていたのだが、大筋のところで染谷さんも倉下さんも同じようなことをおっしゃっていたように感じられた。

04:00pm。僕がいちばん楽しみにしていたのは、我らブロガーにとっての神のような存在、Googleチームによるマネタイズセッション。タムカイさんとうっしーさん(@ushigyu)、かんぷさん(@tanakamp)の三人のブログを実際に評価して、良いところや悪いところ、改善点などを具体的に挙げるほか、Google Analyticsの新機能なども紹介してくれて勉強になった。僕はどちらかといえばコンテンツ至上主義で、SEOやサイトの評価とかは気にしていなかったんだけど、できることはやっていこうと思った。いずれにせよ、最近ページ読み込みに10秒ほどもかかっているので、それはさすがにどうにかしなければならない(おかげさまで改善できたので別エントリーに書きます)。プロブロガーや人気ブロガーのアクセス数とか見れると思ってたんだけど、そこまではなかったね(笑)。

04:50pm。参加者によるLT(ライトニングトーク)大会。みんなそれぞれ個性的で、表現方法もコンテンツもそれぞれ際立っていて感心してしまった。とくに優勝は逃したものの、そのプロ顔負けの語り口と、途上国の教育環境改善のための運動というグローバルで素晴らしいコンテンツを発表してくれた三輪さん(@3_wa)は素晴らしかった。HAYA(@haya1111)さんも一貫して「ラインを越えろ」という熱いメッセージをくれて、なんだか心が熱くなったよ。もちろん優勝したタムカイさんは素晴らしかった。缶バッチのおもちゃ僕も買おうかなあ。

▶ トジョウエンジン | 途上国のイメージを豊かにするノンストップ・デイリーマガジン.

06:00pm。すべてのセッションが終了して主宰のれいちゃんが挨拶。初開催ながら台風に見舞われることもなく無事に終了。素晴らしいイベントだった。そのままその会場で懇親会開始。スタッフなのでドリンクやフードを用意したりもしたが、自分も楽しむ。いつもは誰彼かまわず知らない人にご挨拶をしてまわるのだけれど、朝早くからのイベントに加えて体調が芳しくないせいもあってか、今回はあまり動かずおとなしくしていた。それでも旧知の方たちと話せて楽しかった。

懇親会では染谷さんから生のお話が聞けて楽しかった。ブログの技術論に関する書籍が多い中、染谷さんの『ブログ飯』は、心がまえや姿勢といったブロガーの根本的な部分から語られていて、そのへんの裏話なども聞けて大変ためになった。ありがとうございました。

▶ ブロガーズフェスティバルに登壇して話したことの文字起こし(5割程度)と話しきれなかったことの加筆(たくさん) | Someya Masatoshi.jp.

セッション途中ではHAYAさんとしばし歓談。「どうすか最近?」と聞かれて「じつはけっこう停滞してるんすよ」なんて思わずちょっとした悩み相談。「僕そんなんぜんぜん気にしないっすよ。好きなようにやればいいんすよ」てなことをさらっと言われて、なぜだか急に元気が出た。僕は知ってるよ。本当にチャラい人はあれだけ熱いものを胸に秘めてはいない。ありがとう。

▶ ブロガーズフェスティバルに参加して200名を前にプレゼンで伝えたかったこと(原文) | HAYA技.

アルコールも手伝ってやる気が出てきたので、てとこん(@tetokon)や大ちゃん(@delaymania)にWordPressのあれこれも相談。独りだと一方向でしかモノを考えられない僕も、他人様に新しい示唆をいただくと瞬く間に道が開ける。独りで生きているようでも、いつも皆の世話になっています。ありがとう。

そういえばスタッフに関西弁で明るい美女がいるなあと思ってたら、やよこさん(@yayoko314)だった。ブログを読んでいただいててTwitterでよく話させてもらっていたんだけど、お会いするのはたぶん初めて。実際に会って握手をして人の熱を感じることは代えがたい喜びだ。ありがとう。

09:00pm。某会場にてスタッフ打ち上げ。ファーさんとJくん、小川さんたちと映画・音楽・文学論に熱くなり、風邪の影響もあったんだけど、声が枯れてしまうほどに熱弁をふるう。Jくんの文学や音楽の素養はある程度予想していたんだけど、一見チャラい(そのブログの方向性からしても)ファーさんとも小説や映画の話が合って、すごく楽しかった。ファーさんのブログは、わかりやすくキャッチーなタイトルで誤解を招きそうなエントリーも多いんだけど、その根底には深い思慮と思想が這っていることは、一度読んでみればわかります。

▶ ファーさんの今夜もブギー・バック.

初開催のブロガーズフェスには、感慨深いところや勉強になることが満載だったのだが、僕がもっとも感心してしまったのは、やはりこうやってステージを分けて、複数のセッションを同時進行することで生まれる多様性だ。

あるステージでは露骨にマネタイズの話が繰り広げられ、隣のステージではブログに対する哲学が語られ、別の所ではまったく違う方法論が開示されている。

そんな風景を眺めて僕が感じるのは、「人それぞれ、好きなことをやればいい。好きなように、好きなことを書けばいい」という原点だった。

今回はファーさんをはじめ、すこし毛色が違うブロガーさんも多かったように感じられたのだが、そういうブログのジャンルというか棲み分けを超越したイベントとなったことは、主宰のれいちゃんにとっても、追随する僕らにとっても、何よりも嬉しいことだったのではないだろうか。

ブログを軸にビジネスを展開する人がいる。人の役に立つ情報を集約したブログで貢献する人がいる。個性を打ち出してブランディングする人がいる。人の心の深いところをさぐって、人間関係を円滑にする方法を授ける人がいる。iPhoneやAppleプロダクトを広める人がいる。心が雨漏りしたときに立ちあがるためのブログがある。

いろんなかたち、いろんな方法論、いろんな道があるけど、そこに正解や不正解はないのだという至極当然のことを、何度となく確認した夜でした。

染谷さんの言葉が印象に残っています。

「みんな方法論や道筋は違うけど、登っている山は同じで、辿り着く頂上も同じです。」

いろんな登山口から、様々な装備を背負って、好きな方法で頂を目指す数多の登山家たちを目の当たりにして、僕は僕の道を信じて邁進しようと、笑顔で上を向いた。そんな素敵な一日でした。