Sleeping TV Man / Photo Extremist
僕は寝すぎなんじゃないだろうか。成功している人はみんな睡眠時間を削って努力しているから結果を出しているんじゃないだろうか、と頭を抱えることもあった。
ナポレオンやエジソンは毎日3、4時間しか眠らなかったそうだが、アインシュタインは9時間以上の睡眠を取っていたそうだ。F1のミハエル・シューマッハや横綱白鵬なども10時間以上眠るロングスリーパーだと言われている。
他にもショートスリーパーとして有名なのは、レオナルド・ダ・ビンチ、ビル・ゲイツ、明石家さんま、みのもんた。ロングスリーパーでは、タイガー・ウッズ、イチロー、石原慎太郎などの名がネットに見つけられる。
これら著名人の睡眠時間の傾向を比較してみると、ショートスリーパーは体を動かしている作業・労働時間が長い「量」の生き方で、ロングスリーパーは短い時間に集中して結果を出す「質」の生き方をしているのがわかる。短い睡眠で回復してひたすら動くか、たっぷり眠って集中力を発揮するかの違いは、個人の体質によるもので、自分で選択することはできない。
Sleeping / kaibara87
ネットを眺めていると、睡眠時間を減らして成功しよう、といった類いの言辞のライフハックが散見できるけれど、そういう方向性は徐々に破綻してしまうのではないか。
そもそも肉体(脳)がそれだけの休息を求めているから長く眠るのであり、無理やり睡眠時間を減らせば反動がくるだろうし、ただでさえ生真面目なロングスリーパーが睡眠時間の多さを悩んでしまえばストレスが増えるばかりだろう。
ならばどうすればいいのか。
身の丈を知ること。
短い睡眠時間ですむあなたは、そのことに感謝しつつ、もっと仕事の質に気を配っていけばいいだろう。
たっぷり眠らないとダメなあなたは、開き直ってしっかり睡眠をとって、その代わり起きている時間をめいっぱい走り抜けよう。
ショートスリーパーとロングスリーパーのどちらがいいか、という設問にもちろん答えは出ないけれど、たっぷり8時間以上眠って、起きている時間はすべて仕事に没頭する、というホリエモンこと堀江貴文さんのスタイルは、忙しない現代で抜きん出るためのヒントになるかもしれない。僕にはそんな生き方はできそうにないけれど。
とりあえず今夜も、一杯ひっかけて早々にベッドに入ることにする。
参考サイト
▶ ショートスリーパーとロングスリーパー – 全日本素敵睡眠研究所.
寝る子は笑う!毎日ぐっすり眠るために僕がやっていること9つ。 | CLOCK LIFE*
一ヶ月間「8時間睡眠」を試行して得た10の成功と3つの問題。 | CLOCK LIFE*