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すげーワクワクしてた企画が、ポシャっちゃいました。

何度かBBQイベントをやってたら、目をつけてくれた人がいて、かなり大きな紙媒体に載ることになったんだけど、掲載直前になってクライアントさんの意向が変わって企画倒れ。まあよくある話です。

よくある話なんだけど、ちょっとへこみました。

もんのすごいアクセスを逃した

だってこれ雑誌ではないんだけど、発行部数でいえば少年マガジンくらいある超巨大なメディアで、そこに名前とブログ名が載れば、その反響は記事がバズったとかいうレベルじゃないでしょう。

近い将来に、そういう大きなアクセスがやってくることがわかってるわけですから、ブログの方向性やわかりやすさ、ユーザビリティといったものを改善したりもしたわけです。でも結果ポシャ。

「誰が悪いんでもないんだよなあ。広告代理業にはよくある話だし、精いっぱいやったもんなあ」

そんなことを考えながら歩いていた帰り道、僕はハッとしました

精いっぱい……?

やったのか……僕は?

僕は、本当に全力を出しつくしたのか?

全力でやったつもりだったけど……

正直、こういう企画に協力させていただくのが初めてだったし、自分の本業ではないので、今思えば僕は、はじめから中途半端な姿勢だったのかもしれません。

家では家内と相談したり、あらためてネットで調べなおしたり、料理人時代のレシピを引っぱりだしてみたり、まあできうる限りのことはやったつもりなんだけど、どっかで他人まかせな感はあった。

「僕の持ってる知識やスキルをちゃちゃっと出して、あとはまかせておけば大丈夫でしょ〜、そんだけでアクセス集まっておいしいじゃん〜♫」

くらいの気持ちだったのかもしれません。

今思えば、企画の最初の段階からちょっと難しいところはあった。でもまあ、こんな感じでいけるでしょうっていう楽観的な候補で決めてしまった感じ。

でも僕は、もっと自分を出して、クライアントの意向と僕のスタイルの最善解を導き出すべきじゃなかったのか!

和やかに楽しく打ち合わせが終わって、満足して帰るんではなくて、

もっともっといい案があるんじゃないかって、ストイックに考えつづけるべきじゃなかったのか!

チーム練習が終わっても、居残りして人一倍練習をする本田や長友のように、

求められる以上のことをやるべきじゃなかったのか!

数ある仕事のひとつとして考えるのではなく、自分の存在を世に問う覚悟で挑めば、

クライアントも代理業者も想像すらできない、新しい価値を提供できたんじゃないのか!

何がチャンスかは、後になってみないとわからない

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まあもちろん全部「たられば」なんだけど、全力をつくしてあたっていれば、結果がダメでも気持ちはスッキリしたはずです。

企画がポシャった残念感というより、全力を出せなかったことへの後悔がメチャクチャ大きい

チャンスって、そのときにはわからないんですよね。後になって、そういえばあれがチャンスで転機だったな、ってわかる。

極貧でうつ病の中で、ハリー・ポッターを書きつづけたローリングさんのように、僕らにできることは、「生きる」ということのすべてに、全力であたることじゃないでしょうか。

仕事はもちろん、勉強や成長、人と会う時間、家族との時間、遊びも休息も、すべてを全力でやる中に、ハッピーな道がのびているんだから。

さあ、後悔はせず、反省して前へ進もうか。

砂をつかんで立ちあがろう。

ホリエモンも「失敗したら、すぐに改善策を用いて、失敗自体はその日のうちに忘れる」って言ってたし。

もし今度あなたに会うときに、僕が疲れた顔をしていたりボケッとしていたりしたら、僕の頬を思いきりひっぱたいて、こう言ってやってください。

「おまえは全力で生きてるのか?!」