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心屋仁之助さんの本を読んでいると、いつも思うのが

僕が信じてきたことは、だいたい「逆」だった

ということです。

なんでも「逆」をやってみそ!

人生が何かうまくいかないなあ、モヤモヤするなあ、という人は、試しに

いろんなことの「逆」をやってみてください。

「お金がほしかったら、お金を使ってみる」

「ダイエットしたかったら、たくさん食べてみる」

「子どもに勉強させたかったら、めいっぱい遊ばせてあげる」

「旦那さんに家事をやってほしかったら、もっと自由にしてあげる」

なんでもかんでもというわけじゃないけど、「うまくいかないなあ」「改善したいなあ」ということほど、逆をやってみると、道が拓けたりします。

そうするとね、自分が今までどれだけ理屈に縛られて生きてきたかがわかりますよ。

これ、言葉遊びでもないし、裏もない、そのまんま事実で、逆をやった方がうまくいくことがたくさんあるんです。

勉強が大好きになった息子

うちの長男、けっこう頭いいんですよ。

ガリ勉タイプじゃないけど成績は良くて、わりとレベルの高い進学校も狙えたんだけど、自分で気に入った総合学科のある高校を選んできて、今はそこに通ってます。

で、この前のテストで学年5位とか取ってきたんですね。

もともと本人の偏差値よりも低い学校なので、当たり前といえば当たり前の結果なんだけど、やっぱり本人も親も嬉しいわけです。

そんでもう、毎日すげー楽しそうに勉強してるんですよ。

サッカーとかお笑い芸人とかの話と同じ流れで、勉強とか大学の話を僕に聞いてくる。

勉強して好きな大学行って社会に飛び出すことに、ワクワクしてるんですね!

でももし、僕が以前のようにがんじがらめの父親だったら、高校受験前に

「おまえの偏差値ならもっと上を狙えるだろう」

とか

「レベルの低い学校へ行ったらもったいないぞ」

とか言ってたと思うんです。愛のある親心でもってね。

でもそしたらきっと、彼は今ほど勉強を好きになっていないですよね。

レベルの高い高校へ入って、凡庸な成績を取って、嬉しくも哀しくもなく。

だからね、結果的に「逆」をやらせてよかったな、って思ってるんです。

「子どもにもっと勉強をしてもらいたい」と思って、「逆に」ちょっとレベルの低い高校へ行かせたら、「勉強が大好き」になっちゃったわけです。

そういえばここしばらくのことですね、勉強しなさいって僕が言わなくなったら、勉強大好きになっちゃった。

これはあくまで我が家のケースだけれど、今まで信じ切っていたことの「逆」、あるいは「これだけはやらんわ」ということをやってみる。

そしたら、信じられないくらい「勝手に」いろいろうまくいくんです。

こればっかりはエピソードを羅列しても伝わらないと思う。

信じられない人はやらなくていいですよ(笑)。人それぞれだもん。

▶連絡先:りゅう