映画見終わってスタバでコーヒーとチョコドーナツ買ってショッピングモールのテラス席に座って午後の曇り空の下でこれ書いてます。
思ったよりよかったですよ、スターウォーズ。
みんなうすうす気づいてるんだけど、そもそもそんなに完成された映画じゃないんですよねこのシリーズって。とかいうとファンの人には叱られちゃいそうだけど。
いや違うな。正確にはとてつもない映画でしたよスターウォーズは。
第1作の公開は1977年。今年40歳のボクがまだ2歳のときの作品です。
もちろん今見たら古めかしい印象はあるけど、ミレニアム・ファルコンの動きとか今見てもすごいんですよ。
人類が初めて月面に着陸してから10年も経っていないうちに、あんなリアルな宇宙戦争を見せられたら、やっぱり当時の人はおったまげたでしょうよ。
まだレンタルビデオもない時代で、地上波初放映のときは一時間くらい前から特番組んで、タモリとR2-D2とC3-POが掛け合いでトークしてたの憶えてます。
そのへんの初期3部作は確実に映画史に残る功績をあげたわけだけど、その後つくられたエピソード1〜3が、ちょっとトホホだったでしょ。
時代的に他のSF映画のクオリティも上がっちゃったから、物語よりもCGとかテクノロジーに力はいっちゃって、なんか「宇宙モノの本家はわしやでー!」ってじいさんがしゃしゃり出てきてがんばっちゃったような感じがしたんですよね。
だからぶっちゃけ今回のエピソード7もあんまり期待してなかったんだけど、いやいや、めっちゃ楽しめるじゃないですかこれ。
まずね、もうCGとか映像テクノロジーの天井がある程度見えてきてるから、SF映画だから映像で勝負、なんて愚かなことはしないわけですよ。映像がスゴイのはアタリマエで、ちゃんとそっから勝負してる(それこそアタリマエだけど)。
あとはやっぱり往年のファンとしては、初期3部作のつづきというのが本当に大きい。
今さらおじいちゃんおばあちゃんになったハンソロとか見たら失笑しちゃうかと思ったけど、意外と熱くなりましたよ。自分の老いもあるんでしょうけど、じじいになってもカッコイイじゃねえかと。
麗しき白人女性とイケてない黒人男性を主人公に据えた構図は現代っぽいんだけど、ちゃんと40年前のスターウォーズとリンクしている感じ。
前3部作って、おじさんからするとスターウォーズって感じしないんですよ。アミダラ姫とかオビワンとかも、いやいやナタリー・ポートマンちゃんとユアン・マクレガーでしょ?って(笑)。どう言われてもダース・ベイダーの中身があのアナキンとは思えないんです。
だから今回のエピソード7は、数十年前に熱狂して今おっさんおばはんになってしまったボクら世代にこそ、たまらないと思います。
ボクは正直「駄作の予感がプンプンするぜ」なんて思いながら劇場に足を運んだんだけど、思いのほか熱くなってワクワクしちゃった。
ぶっちゃけ見終わった後興奮して誰かに伝えたいうおおおお!っていうインパクトはないですよ。
とくに今年は『バードマン』に『インターステラー』『セッション』『マッドマックス』など、興奮して顔を紅潮させながら劇場から出てくるような斬新な作品が多かったので、つい比較してしまうんだけど、そういうのとはそもそもの立ち位置が違う。
ゼロから新しいモノを見せて客をエキサイトさせる必要はないわけだし、映画も含めて表現を他のモノと比べること自体がアレですしね。
プロモーションのスケールがハンパないせいで、世界的に期待値が上がりすぎになっちゃってるんだけど、まあこれはひとつのお祭りですからね。価値観が多様化して「誰もが見る超大作映画」ってのがなくなってきたので、逆にお祭りを楽しむのもいいじゃないですか。
ボクは醒めた見方ができたのもあって、今は続編にワクワクしてます。
今さら言うまでもないけど、こういう作品は劇場で見てこそですよ。DVDとかで見て「駄作だ」とか言われても、それ違いますから。
やっぱりIMAX 3Dがいいんじゃないかなあ。