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ロバート・デ・ニーロがNYU(ニューヨーク大学)芸術学部ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツの卒業式でスピーチしたときの写真です。

ティッシュにかけて鼻を拭いてるお茶目なデニーロじいさん。僕にとっては一生ゴッド・ファーザーのビトー・コルレオーネのカッコいい姿がデニーロだけど、『マイ・インターンで』素敵なじいさんになりましたデニーロ。スピーチでもいいこと言ってます。

拒絶されてアタリマエ〜

スピーチの中でデニーロは言います。

「この意気揚々とした卒業の日に、君たちには新しい扉が開かれようとしている。一生拒絶され続ける扉だ」

ガビーン!マジンガー?

将来が不安定な芸術学部を出て、華やかなショウビジネスの世界で何かを成し遂げようとするなら、オーディションに落ちたり、仕事を断られたり、社会からは「拒絶」ばかりだというお話。

「拒絶」ばかりの世界なんて厳しくてイヤだよー!って思うんじゃなくて、もともと「拒絶」がアタリマエの世界なんだから、気にしないでやっていこうよ。オレだってそうやってきたんだから、とデニーロは言います。

僕が好きなジュディマリのmottoって曲でも

思いどおりなんていかないものだわ。あせらないでそれよりも今を愛してね。

って言ってるのね。

人生なんてそうそう思いどおりなんていかないよ。

ふーん( ̄▽ ̄)

座右の銘は「ネクスト!」

拒絶されるのは、さまざまな理由がある。個人的に受け取らないで。

仕事が認められなかったとか、好きな人にふられたとか、いろんな拒絶があるけど、それってぜんぶがぜんぶ、自分に非があるからじゃないだよと。

映画なら監督が求めているイメージがあるのだから、いくら優れた俳優だって思いどおりの役に就くことはできないよね。

もしオーディションで役がもらえなかったら?ネクスト!次のチャンス!

好きな人にふられたら?ネクスト!次のチャンス!

行きたい会社に行けなかった?ネクスト!

穴があったら一生逃げこみたいほどの失敗をした?ネクスト!

そんなに割り切って次へは進めない?

そんなときは、クラスの友だち、仕事仲間、誰でもいいから頼りましょうねと。僕なりに超意訳するとデニーロじいさんはそう言ってます(笑)。

泣いて、叫いて、くっそー!ってなるのをガマンすると、次に進めないよ。

心の泥沼から足が抜けないよ。

はい、ネクスト!

スピーチのフルバージョン

Robert De Niro – Tisch Salute 2015 from Tisch School of the Arts on Vimeo.

参考サイト