以前から「家でお店なみの焼肉が食べたい!」っていう想いが強かったんです。ドラゴンボールが7つ揃ったら、迷うことなくそれをお願いすると決めているくらいに。
庭でBBQをやれば炭火の遠赤外線でおいしくなるけど、時間がないときはめんどくさいし、ホットプレートだと脂と焦げにまみれておいしく焼けない。
なんかいい方法はねえもんか〜って思いながら数十年生きてきたわけですが、以前とあるBBQパーティでお会いした肉のプロフェッショナルが、「家で焼肉やるならこれしかないよ!」っていう焼肉専用グリルを教えてくれたんです。
▼ ちなみに肉のプロが出している本はこちら(Kindleもあるよ)
ってことで、専用グリルや食材の準備、タレのコツまで「家でお店なみにおいしい焼肉を食べるコツ」をまとめてみたので、ぜひ皆さんもお試しください。
ポイント1:焼肉専用グリルを使う。
まずは肉のプロに教えてもらった「おいしい家焼肉」の必須アイテムである焼肉専用グリルを細かくご紹介していきましょう。
Iwatani カセットフー
▲ パッケージの写真を見ても焼肉専用だってことがわかります。やはり「専用」がいちばん強いのです。潔し。ちなみに誕生日に贈っていただきました。ありがとねー!フーってなんだフーって!
▲ 下が本体。右上が鋳物ロストル(焼き網)。左上が水を入れる受け皿。
▲ この鋳物ロストルがポイントなのです。すげー重い。
▲ このぐるっと一周しているバーナー部から炎が出る仕組み。
▲ バーナー部の上に受け皿を載せ、真ん中の部分に2センチほど水を張ります。ここに脂が落ちていくんですね。
▲ 着火するとこんな感じ。最近は七輪で炭火を出す焼き肉屋さんが多いけれど、昔ながらの焼き肉屋さんはこんなですよね。
▲ そこに鋳物ロストルを載せれば、あとは焼くだけです!
▲ 2016年8月現在、Amazonで3800円。安い!
ポイント2:「本気焼肉」の食材を揃える。
専用グリルで肉の焼き具合はお店レベルになりましたが、他にお店で食べる焼肉と家でやる焼肉の違いは
- お肉の種類と質
- キムチやナムルなどの副菜の有無
- おいしいタレ
といったところじゃないでしょうか。
ということで、「近所のスーパーで揃えられるお手軽さ」という条件の上で、本気焼肉の食材を用意してみました。
牛タン
牛タンがあるのとないのでは、焼肉感がまったく違います。大人たちの手始めのビールにも必要なのでここは外せません。カットレモンとネギのみじん切りをゴマ油と和えたものも用意できれば完璧です。
上カルビと和牛モモ肉
焼肉の主役であるカルビは、国産のちょっといいやつ。安かったのでモモ肉は和牛を用意。国産牛は日本の牛のことで、和牛はブランドなので違うのよ。
質より量のお肉
タンやカルビは良質なものを選んだけど、育ち盛りの子どもたちもいるので、ちょっとリーズナブルなお肉もたっぷり用意。これはどこの部位だったっけな?
とはいえ、一番安いお肉を選ぶのだけはやめましょう。せっかくの本気焼肉、お店に行くよりはリーズナブルにすむのですから、美味しいのを買おうぜ!
ポイント3:焼肉は野菜と副菜でクオリティが上がる。
「焼肉で野菜なんて食わねえよ」って人も多いでしょうが、焼肉をおいしくする秘訣は、絶対的に野菜や副菜の存在なんです。
この日はエリンギ・ナス・ピーマン・ズッキーニ・長ネギにサンチュを用意しましたが、もちろん焼いて美味しい野菜ならなんでもオーケー。脂っこいお肉の間にこういう野菜を挟むことで「いつまでも美味しく食べられる」わけです。焼肉は「緩急」。すべての料理はマリアージュです。
▲ 忘れちゃいけないのがキムチとナムル。
ポイント4:タレにこだわる(伝家の宝刀を用意せよ)
タレに「こだわる」と書いたけど、こだわりすぎるとキリがないので、我が家でバランスよく適度にこだわった結果辿り着いたのは
- ふつうのタレに肉を漬けてから焼く
- 高級なタレにつけて食べる
- 伝家の宝刀「ゴマ油&塩」を用意する
の3つです。
タレは「漬け用」と「食べる用」の2種類を用意。いつもこの組み合わせじゃないけど、安いのと高いのを揃えます。
▲ 安い方のタレに肉を漬けておくだけで、焼きあがりの味わいが断然違います。ここすんげー大事なポイントです。肉テストに出ます!
ニンニクおろしやゴマ油に漬けておいてもいいけど、うちではだいたいタレとゴマに漬けるだけ。しっかり揉みこんで和えましょう。
いつまでも食べつづけられる伝家の宝刀「ゴマ油&塩」タレ
叙々苑の焼肉のタレもいいけれど、イチオシはこの塩ダレ。韓国ではポピュラーな食べ方みたいですね。作り方も簡単で、
- ゴマ油
- 塩
- (お好みで)コショウ
を混ぜるだけ。
ふつうのタレとこの塩ダレがあればもう言うことありませんわ。これは絶対やってみて!
いざ実食〜!
さあ、準備ができたので食うどー!
▲ まずは牛タンから。おおお、この焼き色と網の跡がいい感じじゃないですか!ふんわり焼ける!
▲ こちらはカルビ。直火なので脂が落ちるとぶわっと赤い炎が上がって、ホントの焼き肉屋さんみたい!表面が高温でギュッと焼かれて、中はレアでおいしいわ〜♫
▲ 脂の少ない和牛モモ肉も一瞬でおいしく焼けました。
▲ 5人分の肉を焼いた後の網。途中で洗おうかと思ったけど、こんな見た目でもぜんぜん焦げつかずに焼けるんですよ。むしろどんどん美味しく焼けていけた気がするんだけど、それは気のせいだろうか。付属の金具でガシガシ剥がしながら焼けるよ。
まとめ「家でも美味しい焼肉は食べられる!」
結論から言うと、やっぱりどんなにがんばっても「家焼肉」と「お店焼肉」は違います。
キンキンに冷えたジョッキの生ビールにマッコリや卵スープにクッパに冷麺、あのフルーツの皮に入ってるシャーベットとか、家で用意するには限界があるし、後片付けとか現実的なことを考えると、まったく同じように再現はでけまへんわ。
でもここに上げた4つのポイントさえ押さえれば、家で食べる焼肉としては最上級のレベルを楽しめるんじゃないでしょうか。
やっぱり専用グリルの力は大きいですね。
- 余分な油が落ちる
- 直火で一気に焼ける
というのがおいしい焼肉の必須要素だって気がします。ホットプレートにも焼肉用のプレートがあるけど、全然別物だね。ああ、また食いたくなってきた!みんなも試してみてねー!
Comments by 茅ヶ崎の竜さん
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