写真週刊誌「FLASH」に、『アウトレイジ 最終章』のキャンペーンで、西田敏行とピエール瀧の対談が載ってたの。
ピエール瀧って、いつのまにかスゲえ味のある役者さんになっちゃったけど、じつのところまだまだ「電気グルーヴ」の暴れん坊らしさは残っててね。
ライブの最前列に座った女の子が抱えてた犬をステージにあげて暴れまわったりとか、バカな話してんの。
西田敏行は、日本を代表する大御所俳優で、気のいいおじいちゃんって感じだけど、現場ではバンバンハンパないアドリブぶっこんで、共演者はもとより、北野監督まで呆れさせたってくらいの暴れっぷり。
なんか最近、この二人に限らず、オモロイなあ、楽しそうだなあって感じる人をよく見てみると、みんなどこかで何らかのカタチで「暴れてる」んだなあって思ってね。
お笑いでも映画でも小説でもビジネスでもITでも祭りでもなんでもいいけど、暴れっぷりが男っぷりみたいなね。
表面に見える結果としてはまともなことやってても、そのじつ、現場では良くも悪くもまわりをかき乱すパワーを発揮してる人たち。
まだまだあいつアブねえよ、っていう迫力みたいなもんが、やっぱり人を大きくするなあなんて。同級生とか仲間見てても思うもんな。
ピエール瀧が言うんだ。
「(たけしや西田を指して)こういうやんちゃな先輩がいると、後輩としては助かるんですよね。ああ、丸くならなくていいんだって」
年とったらそれなりに落ちついてくるけど、基本的なところはいつまでもキレキレでいいんだなって、おっさんぽく丸くなりはじめた俺も反省したよ。丸くなるのはお腹だけでいい。
ちなみに西田さんは、米倉涼子に「としちゃん」って呼ばれたくてわざと甘えてるそうで、ピエールは、女性の母性本能をくすぐるために「腹へった」よりかわいく聞こえる「お腹すいた」を使うんだって。
暴れん坊って、みんなカワイイんだよね。じゃあね。