4th of July Hangover / All Things Colorful
「夏は暑いものなんだからエアコンは絶対にかけない!」という窓開け・扇風機派の人もいれば、「朝までガンガンだよ!」というエアコン派の人もそれなりにいますが、いちばんいいのはどれなんでしょうか。
『精神科医が教えるぐっすり眠れる12の法則 日本で一番わかりやすい睡眠マニュアル』にヒントがあったのでシェアします。
エアコンの「1時間タイマー」は睡眠にマイナス
ある睡眠実験によると、エアコンの「終夜運転」「タイマー設定1時間運転」「タイマー設定3時間運転」で睡眠の深さを調べたところ、1時間が最も睡眠が悪く、次に3時間、いちばんよかったのは終夜運転だったそうです。
人は体の深部体温が低下することで眠れるのですが、1時間タイマーだと、ちょうど眠りに入った頃に室温が上昇し、その後深部体温も上昇して、覚醒してしまうそうです。
エアコンより送風のほうが深い睡眠が得られる
同じ室温でも秒速1メートルの風が吹くと、体感温度が1度も下がるそうです。
扇風機や空気清浄機、天井プロペラ扇などで気流を発生させる「送風」のほうが、エアコンよりも深い睡眠が得られるという調査結果が出ています。
エアコンを使うなら高めの設定温度で終夜運転
扇風機の消費電力はエアコンの20分の1程度だと言われているし、エアコンをつけっぱなしだと体がだるくなるとは言っても、住んでいる場所によっては、エアコンなしではとても眠れないという場合も多いでしょう。風のない都会の熱帯夜の不快度はひどいもんですよね。
そんなときは、28〜29度の高めの温度設定で終夜運転にするのがいちばん適しているようです。
我が家では「扇風機・窓開け・氷枕」
昨年まではあまりにも暑い夜には我が家でもエアコンをつけていましたが、今年は意識して使っていません。
扇風機で部屋の空気をかき混ぜる
二段ベッドの上段に寝ている長男が暑がるので、足元にミニ扇風機を設置して、首振り機能を使ってうまい具合に部屋の空気が回るようにしています。
みんなの体に直接風が当たらないようにしながらも、二段ベッドの天井から反射させて微妙に長男には風が届くように「間接送風」にしています。
定期的な窓の開け閉めで対応する
これは5人家族の我が家だからできることかもしれませんが、夜の気温の変化に合わせて、その都度窓を開けたり閉めたりして対応しています。
まずは家族の中でいちばん早く寝る僕が、だいたい窓を全開にして布団に入ります。その1時間後くらいに長女と次女が寝て、その2時間後くらいに家内と長男が寝るときに、気温が下がっていれば窓を半分閉めたり扇風機を止めたりして調整。その3時間後くらいには僕が起きるので、寒ければ窓を閉め、暑ければ扇風機を強くしたりして調整します。
頭部を冷やすと深く眠れる
僕は扇風機と窓開けで眠れますが、体温の高い子どもたちは暑い暑いと言うので、アイスノンなどの氷枕を使っています。
頭部を集中的に冷やして脳をクールダウンさせると睡眠が改善されるそうなので、気持ちよく眠れるようです。今は凍らせてもやわらかい氷枕があるので重宝しています。
おまけ「夏でもぬるめのお風呂に浸かる」
暑いからシャワーだけにすることが多いですが、夏でもぬるめのお風呂に浸かると、筋肉が弛緩してよく眠れるそうです。就眠の2〜3時間前に入浴すると、体温がちょうどよく低下して、ぐっすり眠れます。お湯が熱すぎると深部体温が下がらず、なかなか眠れないので逆効果なので要注意。
僕はうだるような夏が好きですけど、寝るときくらいは気持ちよく眠りたいですよね。