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僕はおよそ一年前にランニングをはじめて、6kg減量することができました。

それまで三日坊主だった僕は、いくつかの方法を用いてランニングを習慣化することができたのですが、そのひとつがハートレートモニタ(心拍計)を使ったことです。

とくに運動から遠ざかっているランニング初心者にはとても有用なので、ハートレートモニタを使うべき3つの理由をペイフォワードします。

0.ハートレートモニタって何よ?

Polar RS200sd heart rate montitor
Polar RS200sd heart rate montitor / derek7272

ハートレートモニタ(心拍計)とは、運動中の心拍数を計測して表示してくれる装置です。主に、胸部に巻いて心拍を計測するバンド部分と計測値を表示する腕時計型の装置から成っています。

これをつけて運動すれば、いちいち手首に触れて脈をカウントしなくても、運動しながら一目で心拍数を確認することができます。心拍数によって、自分の現在の身体の状態を把握することができるのです。

【CHECK!!】→心拍計 – Wikipedia.

1.最適な有酸素運動ができる!

2 of 2 Two delightful girls smiling - Runners at 1st Annual Rock 2 Rock 5 Mile Fun Run
2 of 2 Two delightful girls smiling – Runners at 1st Annual Rock 2 Rock 5 Mile Fun Run / mikebaird

ダイエットや脂肪燃焼には有酸素運動が有効ですが、適正な有酸素運動をおこなうためには、心拍数を把握することが必要です。

減量に最適なのは最大心拍数の40〜65%での運動だと言われています。

身体能力増強のためにはそれ以上での運動をしますが、85%以上になると無酸素運動になってしまい、脂肪は燃焼されなくなってしまうのです。

目標心拍数を求める方法はいくつかありますが

(220 – 年齢 – 安静時心拍数)× 運動強度 + 安静時心拍数

というカルボーネン法が一般的なようです。

安静時心拍数とは、朝起きて身体を起こす前に計る心拍数のことで、一般成人で60〜70拍/分くらいだと言われています。僕の場合だと……

(220 – 37 – 60)× 0.6+ 60= 134

が減量目標心拍数になります。

2.笑顔で楽しく走ることができる!

Two young girls jog along Morro Strand State Beach - Ethnic Diversity depicted
Two young girls jog along Morro Strand State Beach – Ethnic Diversity depicted / mikebaird

僕がこれまでの人生で何度となくランニングに挑戦しては挫折してしまっていた最大の理由は、「楽しくないから!」に尽きます。

どんなにモチベーションを上げても、COOLなランニングシューズを買っても、減量目標を紙に書いて壁に貼っても、翌日の朝になればもう走るのがイヤになっていました。

なぜか?

苦しいからです!

ランニング初心者は運動から遠ざかっている人がほとんどでしょうから、ちょっと走っただけでも息が上がってしまうと思います。

苦しいから歩いてしまいたいけど、それじゃあせっかく忙しいなか時間を割いた意味がないし、かといってスピードを上げれば苦しくて疲れてイヤになってしまう。そんなジレンマでより苦しくなってしまいます。

そこでハートレートモニタを使いましょう。

じつは上で算出した目標心拍数(僕の場合なら134)なんて、運動不足の人なら早歩きくらいでも達してしまう数値なのです。

つまり、はじめから速く走る必要なんてないんです。むしろ息が上がるほど速く走ってしまっては有酸素運動にはなりません。

減量目標心拍数とは、笑顔で会話しながら走れるスピードのことです。

ひたすらハートレートモニタの数値を信じて、134〜144くらいの間をキープするように走っていれば、息が上がらず、苦しくなく、楽しく、それでいて有酸素運動をしているという実感と共に走ることができるのです。

毎日走っているうちに身体が強く軽くなり、心拍数は変わらないのにスピードが上がっていくのが最高に嬉しい瞬間でもあります。

3.体調管理ができる

Runners of all abilities
Runners of all abilities / Stuart Grout

心拍数と走行距離、スピードを記録しておけば、自分の体調を把握することができます。

同じ心拍数をキープして走ったのにスピードが上がらないとか、息苦しかったとか、日によって変動する体調を数値で認識できるのはとても便利です。

体にも心にもバイオリズムの浮き沈みがあるので、体調に合わせながら「無理せず一生懸命働く」ことができるようになります。根性で突っ走っても、その後で身体を壊して時間を無駄にしてしまってはしょうがないですよね。

使ったことはないですが、iPhoneに繋げて自動で記録してくれるハートレートモニタもあるようです。

おわりに

運動しながら心拍数を数値で見ることができるのは、思いのほか気持ちのいいものです。

楽しく走りながらも、脂肪燃焼やトレーニングに最適な運動強度をキープできるので、とても合理的です。

今は各社からいろんなタイプが出ているので、好みに合ったものを選ぶのもの楽しいでしょう。

僕はSUUNTOのものがデザイン的に気に入ってます。

なにはともあれ、楽しんで走りましょう!

参考記事

三日坊主の僕が5ヶ月もランニングを続けられている理由 | KLOCKWORK APPLE

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