イタリアンのコックやってました竜さん(@RyuNagayama)です。
食べ盛りの子どもたちや、パパのおつまみにも大人気の豚の角煮。
家だとホロホロの美味しい角煮を作るのは難しそうだけど、いくつかのポイントをおさえれば、じつはすごく簡単なんです。
圧力鍋を使わなくたって、誰でも簡単にできちゃう、やわらか豚角煮の作り方を紹介します。
材料(5人前)
- 豚バラブロック肉 1kg
- ゆで卵 10コ
- 醤油 100cc
- 酒 1/2カップ
- みりん 大さじ4
- 砂糖 大さじ6
- 生姜 適量
- ネギ(青いところ) 適量
- サラダ油 多め
やわらかホロホロ豚の角煮を作る6つのポイント
ポイント1:肉は大きめにカットする
豚バラのかたまり肉を一口大にカットするんだけど、ゴロゴロ大きめの方が、出来上がったときに美味しく食べられる。
箸ですっと切れちゃうくらいホロホロに仕上がるので、ざっくり大きめに切ってしまおう。
お肉は安いものでもぜんぜん大丈夫!
ポイント2:たっぷりの油で焼く
意外に思うかもしれないけど、脂は油と溶け合う性質があるので、たっぷりの油で焼いた方が、脂肪が溶け出やすいのだ。
脂肪が少なければ少ないほど、脂身がゼラチン質になって、ホロホロのやわらかい角煮に仕上がる。
脂身から焼いていけば、効率よく脂を抜くことができる。
また、全面をしっかり焼き付けることで肉の旨味がとじこめられるので、多めの油でしっかりと焼いておこう。
ポイント3:ネギと生姜で肉の臭みを取り除く
焼きが終わったら、大きめの鍋に水とネギの青いところと生姜のスライスを入れて火にかける。
沸騰したら弱火にして、ネギと生姜で肉の臭みを取りながら、じっくり下茹でしていこう。
茹で時間は最低でも1時間。余裕があれば3時間は下茹でしたい。この行程でさらに脂肪が抜けるので、トロトロのゼラチンを目指したければ、しっかり下茹でしよう。
ポイント4:水洗いして余分な脂を取り除く
下茹でが終わったら、あら熱をとって、流水で余分な脂を洗い流す。
すでにやわらかく崩れやすくなっているので、やさしく丁寧に洗おう。
洗うのが面倒な人は、キッチンペーパーで脂を拭き取ってもいい。
余分な脂をしっかり取り除くことで、また一歩トロトロに近づき、クリアな味付けになるのだ。
ポイント5:冷蔵庫で一晩寝かせよう。
下茹でが終わったら、鍋に水1リットルと醤油、酒、みりん、砂糖を入れて煮こんでいこう。
沸騰したら弱火にして、30分ほど煮こんだら煮汁の味を見る。煮汁の分量はあくまで目安なので、自分の好みに合わせて調味料を足していくといい。
最低でも1時間ほど煮こんで、肉に照りが出てきたら完成。
そのままあら熱を取って、冷蔵庫へ入れて一晩寝かす。
肉じゃがなどの煮物もそうだけど、一度冷やして再加熱することで、ぐぐっと味が染み込んで、仕上がりが最高に美味しくなる。
すぐに食べたくなってしまうけど、ここは我慢して翌日まで待とう。
ポイント6:ゆで卵を入れよう
豚の旨味が溶け出た煮汁は最高に美味しいので、ゆで卵も入れちゃおう。
水から茹でて5分くらいで止めれば、半熟のゆで卵ができるので、冷まして殻を剥いておく。
あら熱を取った煮汁をタッパーなどの別の容器に入れて、ゆで卵をつけておけば、翌日には美味しい煮卵になっているはずだ。
もっとしっかり味を付けたい人は、煮こんでいる間にゆで卵を投入してもいいが、固くなってしまわないように注意しよう。
ちなみに今回は子どもたちにゆで卵を作らせたので、ちょっと見映えが悪いのはご愛敬(笑)。
最大のポイントは、しっかり焼くことと寝かせること
6つのポイントを紹介したが、その中でも絶対に外せない大事なポイントが「たっぷりの油でしっかり焼く」ことと「冷蔵庫で一晩寝かせる」ことだ。
この2つをおさえるだけで、仕上がりがずいぶん変わってくるだろう。
今回は時間がなかったので、下茹で1時間、煮込み1時間と、最低時間内で終わらせたのだけれど、しっかり焼きを入れて、冷蔵庫で一晩寝かせたので、箸ですっと切れてしまうホロホロの美味しい角煮を作ることができた。
冷蔵庫で保存すれば、翌々日にも美味しく食べれます。
ぜひ自宅で試してみてください!
今にも崩れてしまいそうなホロホロのお肉!
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