最近僕のまわりで、空前の心屋仁之助ブームが起こってるんですが、本を読んでもなかなか腑に落ちない、という人が多いんですね。
で、ある人が言っていたんだけど、心屋さんの文章って「女性向け」なんですよ。
やさしい言葉で話すように書かれた文章なので、女性が読むとしっくりくるんだけど、男性が読むとモヤモヤすることが多いみたい。
ということで、ビジネス本ばかり読んでいてロジカルな思考が大好物な男性にも、わかりやすいんじゃないかなって本を紹介します。
心屋さんも学んだNLP(神経言語プログラミング)の入門書
心屋さんが学んだということで、NLPという実践心理学に興味を持ちはじめていたところ、お友だちが誕生日プレゼントに贈ってくれたのがこの本。
「マンガでやさしくわかる」と書いてあるけど、半分以上は活字の文章です。
人気コーヒーチェーンの新米店長が、NLPを学びながら成長していく姿をマンガで描きつつ、文章で詳細に説明するスタイルで、たしかにやさしく理解できて、いい本だと思います。
でね、まだ全体の四分の一くらいしか読んでないんだけど、「おおお!心屋さんが言ってることと同じやんけ!」の連続なんですよ。
「神経言語プログラミング」とか「リフレーム」とか「サブモダリティーチェンジ」とか、わけのわからない単語がたくさん出てくるんだけど、結局それらは、心屋さんが「やさしい」言葉で教えてくれたことと同じ。
つまりNLPの内容を、心屋さんがみんなにわかりやすく噛み砕いて教えてくれているというわけですね(もちろん心屋さんのすべてがNLPだというわけじゃない)。
偉い僧侶だけが理解していた仏教を、一般大衆に広めた法然や親鸞、日蓮とかと同じ感じ。
「わかったつもり」になってしまう危険性も。
ということで、心屋さんの言うことが気になりつつも、理解できない・腑に落ちない、という人は、同時進行でNLPの本を読むと、すこしは理解が進むかもしれません。
け・れ・ど、
ここまで書いてしまったくせにアレなんだけど、
本当に「理解できない」「腑に落ちない」、むしろ「ワケわかんねえこと言ってて腹立つ」という人が、こういう本でロジックを知ってしまうと、もう一生パッカーン!できなくなる危険性もはらんでいる気がするんです。
つまり、まったく理解していなくても、腑に落ちていなくても、論理的に言葉がまとめられているのを読むと
「わかったつもり」
になってしまうんですね。
腑に落ちるのは本当はとてつもないことで、それこそ泣きながらゴキブリを食べるくらいのインパクトのあることなのに、ロジックだけを「わかったつもり」になってしまうのは、かなり危ない。
まあ、そういうことも含んだうえで、読んでみるといいと思います。
まあ、わかったつもりになったって、腑に落ちなくったって、なんだっていいんですからね(笑)。
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