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数年前に、IMAX3Dで『ゼロ・グラビティ』を見てから、映画鑑賞スタイルも新しい時代に入り始めてるんだなあとワクワクしてたら、今度は4Dだっていうじゃないの!

4次元てことは時間軸が加わる?!……わけはないんだけど、これまでの視覚と聴覚のみの鑑賞ではなく、全身で「体感する」スタイルなんですって!

ということで、小田原コロナワールドというところで「体感」してきましたので、率直な感想をお届けします。

神奈川県で唯一4DXが体感できる「小田原コロナワールド」

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▲ 小田原コロナワールドの映画館

2015年8月現在、神奈川県で4DXが体験できるのはここだけ。都内でもまだ4箇所くらいですからね、これから増えていくのに期待です。

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「座席が動く!風・水・香りが出る!3Dを超えた、体感型シアター」まあつまり、そういうことです。

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▲ まああれでしょ?ディズニーランドとかのアトラクションっぽいってことでしょ?と、たかをくくっていたのですが……。

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▲ まずは3Dメガネを買います。こうやっていつも忘れるから家が3Dメガネだらけになるんだ(笑)。

 

これが4DXシアターだっ!

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▲ 見るからにふつうの映画館とは違う!

さっそく劇場内に足を踏み入れると、おおお!なんかカッコイイ!真紅のシートは素材もパリッと気持ちのいい素材だし、座席の形状もなんかコックピットみたい!シートベルトがあってもおかしくない雰囲気。

足を置くフットレストがあるし、最前列にもなんか怪しげな装置があるぞ。

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▲ かなり大きくしっかりしたフットレスト。これがないとヤバイくらい揺れるのかも!

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▲ 見るからに「こっから何か出しまっせ!」という感じのアヤシイ装置。

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▲ 手元のドリンクホルダーのところには、水を止めることができるスイッチがあり。もちろんデフォルトでオンにしておきます。

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▲ スクリーンの下にも、やる気満々の装置がいくつもある。こりゃあ単なるスピーカーではあるまいよ。騙されんぞ僕は。

4DXシアターで楽しむ新感覚の映画スタイルの率直な感想

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▲ ちなみに今回4DXを体験したのは『ジュラシック・ワールド』。感想はこちら↓

○想像以上の迫力と臨場感!

始まってすぐに感じたのが、座席の動きとか風とか、想像以上にガッツリくるんですよこれ!

動きだけじゃない。背中とかお尻にもガリガリ!グワン!ドカン!ドシン!ズーン!と、様々な感触が伝わってきて、もちろんそれは映画のシーンにリンクしているもんだから、すんげー臨場感と迫力なわけです。

◎そよ風が気持ちいい!

とくに風の演出が効果的で、ヘリが飛ぶシーンや恐竜の鼻息、爆風などがブフーーーーーーー!っときて、すごく楽しい!

個人的におおお!と感動したのは、海上を航行する船のシーンでふわっと渡ったそよ風ですね!

一瞬映画館のドアが開いて、外から風が吹きこんだのかと思うくらい自然な海風が、頬を撫でるわけです。

座席も船の動きに合わせて揺れていて、スクリーンには大海原が映しだされているわけですから、もう本当に海みたい!

△プシュッという音が邪魔

でも、風はすごく効果的なんだけど、吹き出される度にいちいち「プシュッ」って音がけっこう大きく聞こえるんですね。

まあこれ「そういうものだ」と許容できなくもないんだけど、映画という物語に入りこむための「臨場感」を演出するための装置なわけだから、どうにかしてほしいなあ。

だって恐竜の鼻からプシュッて機械音しないでしょ?

毎回サイレンサー付けたワルサーPPKでジェームズ・ボンドに撃たれてるみたいな感じがしちゃうのは僕だけ?

○水はけっこうガッツリ飛んでくる

水しぶきはけっこうきます(笑)。僕は毎回「うおっ」て声出して、思わず笑っちゃってました。

シーンによっては(海の巨大な恐竜が飛び上がるシーンとか)、大粒の水が飛んできて、ビショビショになっちゃってるんじゃないの?って心配になるくらい。

まあ実際には映画館を出る頃にはまったく濡れてないんで、うまく顔だけやられてるんでしょうが、体感としてはけっこうきます。3Dメガネをいちいち拭かなきゃいけないくらい飛んでくることもあります。

ちなみに『ジュラシック・ワールド』の場合、観客が恐竜が飛んだ水を浴びるシーンがあるので、自分も本当にそこにいるようで楽しかったです。

ガッツリ体感するには、一番前がイイかも!

僕基本的に映画は後ろの方の席で俯瞰できるように見るんですけど、こういう体感型スタイルだと、前の方の席で入りこんじゃう方がいいかもしれないですね。

今回は一番前だったんだけど、座席からスクリーンまである程度の距離があったので見やすかったし、スクリーンの下から出るスモークとかもリアルに体感できたし、前に人影がないのはいいし。

『アバター』を観たときも前の方で、あのときはすごく首が疲れた記憶があるんだけど、それでもあの世界観に没入できましたからね。今後こういう映画は「最前列で吹き替え」というのアリかもしれないな。

ちなみにこの劇場だけなのかわからないけど、思ったよりスクリーンが小さかったのがちょっと気になりました。

いつも行くIMAX 3Dは前方の壁一面が巨大なスクリーンになっているので、後ろの方の席でもガッツリ映画に没入できるんですね。おかげで『ゼロ・グラビティ』は生涯忘れられない作品になったもの。

まあまだこれから進化の余地はあると思うんだけど、楽しいのは間違いないです!

これから徐々に、IMAX 3Dや4DXを軸に考えた作品もどんどん出てくるでしょうから、楽しみですね!

個人的には、ホラーとかピクサーとかの作品で、ガッツリ4DXを楽しめる作品を作ってほしいなあ。

夏は4DXにピッタリのアクション映画もたくさんなので、ぜひ劇場を見つけて「体感」してみてくだされ。

4D映画が観られる劇場一覧はこちら