『神様はバリにいる』っていう映画があって、実在の人物をモデルにしてるのね。バリバリヤンキー上がりのバリ島に住む資産何千億という大富豪の日本人で、通称そのまんま「アニキ」。

原案になった『出稼げば大富豪』という本は前に読んだことがあったの。

単身バリに渡って現地の人と好きなようにやってたらガンガン成り上がっちゃったオモロイおいちゃんなんだけど、映画だとそのオモロイアニキのキャラがたっぷり盛られて描かれていて、すごく楽しいんです。

映画としてどうこう言うより、最近のボクに足りなかったモノを補完してくれたんです。

じつはボクら人間にとっていちばん大事な「元気」ってやつ。

まず爽やかさが足りん!

その悲壮感たっぷりの顔もちゃうしなあ!

喋りもモゴモゴ何言うてるかわからんし!

そんでもって爽やかさが足りん!

何ヘコんでんねん!

オモロイダジャレのひとつも言うてみい!

白目剥いてみい!

苦しいときこそ爆笑するん違うんか!

そうやって必死のパッチのパチパチパンチで働いて、人々を豊かにするん違うんか!

今のアニキは何もかもぜんぜんタランティーノや!

__映画『神様はバリにいる』より

これ、映画の中でヒロインの尾野真千子ちゃんが、ガラにもなくへこんでたアニキに言うセリフなんだけど、ふだんはアニキがみんなに言ってることなんですね。

ここだけ抜粋すると、一昔前の根性論全開って感じしかしないけど、いつもダジャレばっかり言ってガハガハ豪快に笑ってるアニキを見てると、本当にだんだん「小さいこと」がどうでもよく感じてくる。もう理屈じゃないの。

ボクは基本的に心配変態だから、気づくとアレコレ心配してるんだけど、それってけっきょく世界に対して受け身になってるんだよね。

誰だって、アニキみたいに自分から笑って、自分から話して、自分からみんなを豊かにしようとしてたら、生活の些末な心配事とかホントどーでもよくなる

皆さんの人生相談に乗っていると、心の在り方に向き合って深掘りしていくことになることが多いのね。それもホント大事なんだけど、それ以前に、ただシンプルに

「自分から笑う」

ってのが、もっと大事なんだよね。

「元気が出ません」じゃなくて「自分から元気を出す」

元気ってね、絶対なくならないんだよ。

ないと思っても、あるんだよ。隠れてるだけ。

元気が出ないときは、恥ずかしいことをやるといいよ。

ボクは元気のない朝には、「元気MAX!爽やかMAX!」ってアニキみたいに言ってるよ。恥ずかしいけど、すぐ元気出るよ(笑)。