アントニオ猪木はかつてこう言った。
「ピンチやトラブルは塊でやってくる。ひとつひとつ解きほぐしていけば必ず解決できる!」
ということで、僕もひとつひとつ解決していこう、ダーーーッ!
「いつやるか?今でしょ!」ということで37歳にしてオートバイの免許を取りにいくことにした。 | THE KLOCKWORKS
オートバイに乗るために越えなければならない5つの壁
1.教習所代10万円をどうするの?
最大の障壁はお金だ。夫婦共働きで家族五人がどうにか人並みに暮らせていたのに、家内が体調を崩して働けなくなってからは、貯金を切り崩して生きのびている状態なのだ。そんな我が家にとって10万円はかなりの大金である。
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2.忙しいのに教習所に通えるの?
僕の仕事の性質上、平日に教習所へ行くことはほぼ不可能。土日も家の掃除や管理、子どもたちの世話などで忙しい上に、基本的に土曜日は家族を遊びに連れて行ったり家のことをやって、日曜日はブログを書いたり読書や勉強したりの自己投資に使っているので、一週間に空いている時間なんてほとんどない。
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iCalとOmniFocusで管理しているスケジュールにはリラックスの時間も用意されていないというのに、いつ教習所へ通えるというのか?
3.オートバイを買うお金はどうするの?
教習所代もそうだけど、肝心のオートバイはどうするのか?
僕は面倒くさがりで、あまりメンテナンスとかカスタムだとかに興味が無いので、できれば新車か、新車に近い状態の中古車が欲しいので、価格もそれなりになるだろう。
4.今乗っているダックス君(原チャリ)はどうするの?
ここも悩みどころだ。なにしろ19歳で普通免許を取ったときに新車で買ってから、今日まで18年間、ほとんど毎日乗ってきた愛着のある原チャリなので、サビサビのボロボロだとはいえ、すんなり手放す気になれない。
以前、僕にとっての初代Macだった「Power Macintosh 5500/225」を捨ててしまったのを今でも深く後悔しているので、できるなら今後乗らないにしてもどこかに保管しておきたい。
5.家内は許してくれるの?
そして家族持ちの最大の障壁は、やはりパートナーの理解と許諾だ。
最近は、MacBook Airとか書籍とかルーターとか光回線とか、自己投資という名目でいろいろお金を使わせてもらっている。いくらオートバイが僕の長年の夢だったとはいえ、今の状態で家内はゴーサインを出してくれるのだろうか?
「やれたらやる」ではなく「やる」のだ!
アントンの言うとおり解きほぐして対処しよう。
1.教習所代10万円
やはりあれを使うしかないだろう。じつは僕が結婚前から貯めこんでいたへそくり中のへそくり「THE HESOKURI OF THE HESOKURI」がそれなりにある。
何かのときのために今まで使わずに取っておいたのだけど、今こそがその「何かのとき」なのだ。今使わずにいつ使うのだ!
2.教習時間の捻出
これはもう、短期間と割り切って、家内や子どもたちに協力してもらうほかあるまい。土日にガッツリ予約を入れて、なるべく最短(できれば6月中までに)で免許を取得すればどうにかなるだろう。ブログ執筆や自己投資にも弊害があるかもしれないが、前へ進むために不可欠な時間と考えればいい。
3.オートバイ購入資金
まだ貯金に余裕があるので、キャッシュで買うこともできるけど、僕個人の投資なので、なるべくなら家族のお金に手を付けたくはない。ということで、やはりローンを組むことにしよう。
4.愛着のあるダックス君の処分
家内の実家にはそれなりのスペースがあるし、義父は元オートレーサーでオートバイが大好きなので、置かせてくれるかもしれない。だけど東京までの輸送はどうしようか?そこまでする必要があるだろうか?それとも僕はもう一度「断捨離」を再読して気持ちよくサヨナラすべきなのだろうか。
ここだけは決断できない。まだ迷い中。ホントどうしよっかなあ。
「サヨナラからはじまることが、たくさんあるんだよ。」
___『さよならCOLOR』Super Butter Dog
5.家内の許可
上記の計画とオートバイに対する熱い想いを伝えたら、けっこうすんなりと家内から「ゴーサイン」が出た。
これは僕の勝手な推論だけど、以前より僕がいろいろとがんばっているから、家内はすんなり許してくれたんじゃないかと思っている。
数年前までの僕は、毎日酩酊するまでお酒を飲んで、休日は昼まで寝くさって、口を開けば仕事の愚痴を言って、機嫌が悪くなったり情緒不安定になったり、どうしようもない亭主だった。
だけど家内が倒れて、人生を変えようと決意してからは、毎朝四時に誰よりも早く起きて、勉強したりブログを書いたりするようになって、平日はお酒を飲まず、時間があればランニングをして、自分から積極的に家事育児をやるようになった。
自分で言うのもなんだけど、以前から比べれば、いくぶんかはまともな亭主になれたからこそ、家内は僕の願いを快く聞き入れてくれたんだと思う。昔の僕がいくら「オートバイ乗りたいよう」って言ったって、きっと許してはもらえなかっただろう。
僕は頭が悪いから、チャレンジしつづけるしかないんだとあらためて思う。 | THE KLOCKWORKS
ということで、どうにか無事に、今年の夏にオートバイに乗るために越えなければならない5つの壁を越えることができた。
快く許してくれた家内とアントニオ猪木に心からの「ありがとう」を伝えたい。あと「麻布へ帰ろう計画」で、やりたいことを今やることの大切さを気づかせてくれた@ttachiさんとか、本田宗一郎さんとか、キムタクとか、脱サラしてラーメン屋になる@spring_friendsさんとか、世界中のクールなオートバイ乗りたちにも、感謝を送りたい。「1、2、3、ダーーー!!」
この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。 危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。 迷わず行けよ。行けばわかるさ。 ___アントニオ猪木
そうだ、麻布へ帰ろう計画 [日刊たち vol.171] | No Second Life
「いつやるか?今でしょ!」ということで37歳にしてオートバイの免許を取りにいくことにした。 | THE KLOCKWORKS