2020年はコロナもあって、住環境や人生の内側を覗くフェーズだった。自分になにが必要で、なにがいらないのか、クリアにもなった。
雨降って地固まる。じっくり見直してみると、暮らしは落ちついていく。
朝のネスプレッソ
家で仕事をしている僕に毎朝おいしいエスプレッソやカフェ・ラテを飲ませてくれるカプセル・コーヒー・マシン。365日休むことなく稼働している。あまりに自然に暮らしに馴染んでいるのでレビューすら書いていなかったな。カプセルを注文したらすぐに届くのもグッド・ポイント。
Apple Watch Series 6
個人的に2020年はAppleの節目の年に感じられた。Apple WatchはSeries6へきてようやく誰もがストレスなく使えるスマート・ウォッチのスタンダードに到達した。寒い冬にポケットからiPhoneを出すことなく、手首で音楽を再生し、メッセージをチェックし、バスに乗り、コンビニで買い物をし、天気予報を確認し、と暮らしがよりスムーズになった。新しいバンドもいい。何年も使ったSeries3が一万円強で引き取ってもらえ、Appleのエコシステムにどっぷり浸かって心地よい。
☞ ようやくホントに実用レベルになったApple Watch Series6。
寝る前のハーブティー
寝る前のアイスクリームとエスプレッソはやめられないが、胃が疲れていたり気分じゃないときはハーブティーを飲むことが増えた。ああ、歳をとったもんだなあ、としみじみしながら。デカフェのエスプレッソもいいが、ベリー系やアップル系のハーブティーは胃も心もおちつく。
寝室のHomePod mini
デバイスを声で操作することには馴染みがなかったのだけれど、HomePod miniを買ってから寝室での時間がより濃密になった。「ヘイシリ、テイラー・スウィフトのニューアルバムをかけて」iPhoneのアラームはやかましいけれど、HomePodから流れる音楽で目覚めるのは心地いい。およそ一万円という価格のコンパクトさもあって、家のすべての部屋に買い揃えたくなる。寝室や子ども部屋、一人暮らしにもフィットしそう。
巣ごもりの角形七輪
あれだけキャンプだBBQだと外へ出たがっていたのに、子どもが成長するにつれて元来のインドア・ライフを満喫するようになった今年。Weberなどを使ったアメリカンなBBQもいいが、ウッドデッキで家族や少人数で焼き鳥や魚でチルアウトするには角形七輪がよく似合う。原点回帰である。
ギターが弾けるワークチェア IKEA ALEFJÄLL アレフィェル
これにして本当によかった。ずっと欲しかったワークチェア。以前使っていたチェアより機能的には劣るかと思っていたが、使ってみると快適で、背もたれが低くなったぶん部屋に解放感が広がった。毎日使うモノは見た目がクールだと気分が上がる。肘置きが邪魔にならず、座ったままギターを弾けるのが嬉しい。
親父のダイソンとスチームモップ
数年ぶりに新調したダイソンの進化は掃除好き親父を喜ばせた。軽くなって静かになってアタッチメントが増え、吸引力も桁違い。もはや「趣味はダイソンです」と言ってしまうほど、毎日鼻歌を唄いながら家の隅々までストレスなく掃除している。スチームモップは水拭きを日常にしてくれた。ウッドデッキを拭きあげるのにも便利だ。
おじさんのビタミンとオオアザミ、それから百草丸
今年は加齢による身体の衰えを実感した一年だったので、自然でないと敬遠していたサプリにも手を出してみた。同時にジムでのワークアウトやスイムなど健康的な習慣が根づいたので、実際の効果は定かではないけど、トータルで身体の循環に効いているんだろうなという直観は確かだ。ビタミンCとBをベースに、肝機能を補助するシリマリン(オオアザミ)を服むようになってから疲労回復がブーストされた気がする。百草丸は暴飲暴食の後に。
真夜中のMagSafeデュアル充電パッド
たかが充電器が14,800円と、数十年前ならファミコンが買えた価格であり、HomePod miniより高い価格ながら、見つけた瞬間コレは買いだ!と確信した充電パッド。ベッドサイドテーブルに置いておけば、寝るときにiPhoneとApple Watchをさっと同時に充電でき、マグネットが使いやすいので夜中にアイデアを思いついて暗闇のなかでiPhoneを手にするときも役に立つ。価格に比例して満足度はかなり高い。旅先でも活躍するだろう。
プロテイン・シェーカーボトル
この年になると、スポーツジムというのは生命維持装置なのだと気づく。週三回のワークアウトとスイムが定着してから、たんぱく質も補助するようになった。このシェーカーボトルは見た目がカッチョイイだけでなく、スプリングのようなステンレス製のブレンダーボールが入っているためプロテインが溶けやすく、飲み口のキャップがカテナチオのようにカタいので持ち運びにも便利。
ジョブズのiPhone12 mini
__掌におさまらないものはiPhoneじゃない。ジョブズは雲の上でそう愚痴っているはず。ひさしぶりにコンパクトなスマホを使うようになって、うんうん、こういうこと、と一人得心している。GRもそうだが、これだけの機能がこのサイズにおさまっているというのが少年のようにワクワクする。胸ポケットに滑りこませておくのがいい感じ。
薄口のビールグラス
家内が東急ハンズで見つけてきた薄口のビールグラス。プレモルについてくる神泡サーバーで丁寧に注げば、銀座の鮨屋みたいなビールが飲める。さて、そろそろ一杯やるか。
風呂場のウタマロ石けん
白シャツの襟や袖口が汚れたら、洗濯機に入れる前にウタマロ石けんでかるく擦って洗うだけで、すっきりとした白さが戻る。お気に入りのシャツほど汚れるもの。Apple Watchの白いナイロンバンドにもいい。
おまけ。買わなくて良かったモノ。
FUJIFILM X100VかF
このカメラ、あるとき量販店で見かけ、シャッターを切り、その音とレトロなデザインと質感に一目惚れしたのだけれど、その後じっくりスペックや作風を吟味し、何年も毎日手足のように使っているRICOH GRと比較しているうちに、逆にGRのまだ使いこなせていなかった潜在能力を知ることになり、すっきり物欲を手放すことができた。富士フイルムらしい作風は味わい深く、プレゼントしてもらえるならもちろん喜んで使うが、こいつのおかげでGRの良さを再確認し、今はまたGRを見直し、より愛でている。足元と手元はいつもよく見えない。
AirPods Max
Appleの初出しプロダクトだしあまりに高いのでもともと買う気はなかったのだけれど、これもX100Vと同様に、ふだん映画用に使っているSONYのヘッドホンをあらためて見直すことができた。つい日常に堕落していたけど、なかなか優秀なやつだった。今年の冬はこれをメインに使おう。青い鳥はたいていすでに家にいる。