Do yoga with the people you love!
Do yoga with the people you love! / lululemon athletica
誰にでも、心の調子がいい日と悪い日があるだろう。

夜眠る前から活力に満ち溢れて、早く明日の朝が来ないかな、とワクワクするような時期があれば、もう仕事も育児も嫌だ、明日なんてこなければいいのに、と思ってしまう夜もあるかもしれない。

そんな心の波を穏やかにして、毎日を不安なく笑ってすごすために、いつも気をつけて、簡単に実践できる3つのエクササイズを紹介する。

自分の頭の中を覗きこむ『観照(かんしょう)』

「頭」と「心」を切りはなそう。

僕らの「頭」と「心」は、同じように見えてまったくの別物だ。

たとえば会社の上司に「おまえみたいなのにそんな仕事をまかせられるわけないだろう」と言われたら、どう思うだろうか?

「なんでそんな非道いことを言うんだ!」と嫌な気分になったり、「ふざけんなコノヤロウ!」と腹を立てたりするのは、あなたの「頭」だ。

そしてその直後に「でも自分は、仕事でよりよい結果を出したいし、もっと成長したいんだから、そんな言葉を気にせずにやれることを一生懸命やろう」とか「負けてたまるか!いつか追い抜いてやる!」なんていうふうに前を向くのは、あなたの「心」だ。

いつもそんな風に前向きになんてなれないし、その後ずっと落ちこんでしまって、余計に仕事の効率が落ちてしまうことだってあるかもしれない。

そうならないためには、「頭」の自動反応(自分の思考のプロセス)を観察して、「頭」と「心」を切りはなす必要がある。

自分の思考が動く様子を観察すると、心が楽になる。

嫌な気分、悪い気分というのは、「欲が充たされていない状態」のことだから、その「欲」の正体をつかまえて、「心」で対処すれば、悪い気分は消えてしまう。

「自分を馬鹿にする言葉を言われて、腹を立ててしまった」という場合、充たされていないのは「名誉欲」や「認められたい欲」「自己顕示欲」などだろう。

そうやって悪い気分の根っこにある、自分の「欲」をつかまえることができれば、「今はそんなことよりも自分が成長するのが先決だ」と考えて、前を向くことだってできる。あるいは「こんな失礼な人間は上司であろうと許すまじ!」と考えて鉄拳制裁を加える人もいるかもしれないけど。

日常でできる『観照』のための3つのエクササイズ

1.嫌な気分になったら、「根っこの欲」を探す。

Self-Portrait E
Self-Portrait E / Steve Snodgrass
悪い気分、嫌な気分になったら、ラッキーだと思う練習です。

たとえば帰り際に急な残業が入ってしまい、「マジかよ!」と嫌な気分になったとき、その嫌な気分に気がつけたことをラッキーだと思う。なぜなら、自分が「嫌な気分」になっているということは「未充足の欲」があるということだから、その欲を見つければいいんです。

それが、肉体的な欲なのか精神的な欲なのかがわかれば、その後の対応が容易になる。

肉体的な欲

動物として生来備わっている、肉体の各部位が発信源となっている欲。以下の6種類のみで個人差はほとんどなく、肉体が充足されればただちに消える欲。

食欲・睡眠欲・性欲・呼吸欲・排泄欲・保全欲

 

未充足の欲が、これら肉体的な欲のいずれかであれば、たとえば「おしっこがしたい」というものであれば、トイレへ行けばいいし、今すぐに行けなければ、膀胱に我慢させればいい。ポイントは、おしっこさえしてしまえば、脳から満足サインが出て、ただちに欲が消えるということ。

精神的な欲

生まれてから、経験や学習によって個人的に追加された欲。欲の発信源は「頭」で、100種類以上ある。精神的な欲にはキリがないので、一時的に充足されても、満足せずにどんどん欲しがってしまう。

名誉欲・金銭欲・支配欲・好かれたい欲・愛されたい欲・自慢したい欲・威張りたい欲・かまってほしい欲、などなど。

未充足の欲が、これら精神的な欲であれば、たとえば「もっとお金が欲しい」というものだと、お金を手に入れても、脳から満足サインが出ない場合がある。もっともっと欲しい!と思ってしまうからだ。

そんなふうにキリがなくなって問題化した欲をどうするかはとりあえず置いておいて、まずは今、自分が感じている「嫌な気分」の発信源が、肉体的な欲なのか精神的な欲なのかを理解することが、観照の第一歩だ。それがわかるだけで、ずいぶん楽になるはずだ。

2.批判の心を、チェックする。

Angry Mandy!
Angry Mandy! / eVo photo
村上春樹が「僕から見た誰かが歪んで見えるように、誰かから見た僕だってそうとう歪んで見えるのだ」というようなことを言っていた。

批判というのは、自分の価値観や基準と、他人のそれらが異なることが原因で生まれるものだ。

満員電車で大騒ぎしている子どもを放っておく親を見て、「おいおい!ダメな親だな!」と思ってしまったら、自分が人を批判していることを自覚しましょう。そうやって、批判する頭の動き出しを把握すると、その後の対応が自由にできるようになる。

「うるさいから注意しよう」とか「人の迷惑にならないように自分は気をつけよう」とか「しょうがないなあ」と笑ったりとか、その後の行動の判断が自由になり、「うるさいから注意したいけど、人目につくし変な人だと面倒だし我慢しよう」というような抑圧がなくなるのだ。

3.「人生は素晴らしい」と言ってみる。

Morning Breath of Fire, Sadhana on the Beach
Morning Breath of Fire, Sadhana on the Beach / sierragoddess
「頭」の基本的な任務は、より幸せになるために「問題を発見してそれを解決すること」なので、常に新たな問題を発掘しつづけ、さらにそれを深刻化してしまう。本当は充足されて幸せな状態であっても、重箱の隅をつつくようにどうでもいい問題を持ち出して、自分を悩ませてしまう。

そんなときは心の中で「人生は素晴らしい!」という言葉を差しこんでみよう。

心配で不安で、どうしたらいいだろう、というときに「人生は素晴らしい!」と言うことで、意識が途端に小さなことから離れられる。人生という長いレンジまで視野を上げることができるので、目の前の問題が些末に感じられたりもする。

これがうまくできるようになってくると、「人生は素晴らしい」が基本トーンになってくるので、幸福感のデフォルト値が上がるのだという。

「頭」はとかく検討したがるものだが、大方の「不幸感」はこの「検討しすぎ」から発生しているので、未来や過去について検討しすぎるのをやめよう。

明日、不安で心配な仕事があったとしても、できるだけの準備をしたら、もうそれ以上「大丈夫かな?できるかな?」などと検討はしない。問題は問題、懸案は懸案。検討しつくしてない感覚が残ったとしても「それでよし」と思う。

なぜなら「人生は素晴らしい」のだから。

あなたが今やっていることは、欲?それとも愛?

Meditation
Meditation / *Robert*
3つのエクササイズで何がしたいのかと言えば、斜め上あたりから自分の頭の中を覗きこんで、自分が何を考えて、何を心配して、どんな状態にあるのかを「観照」することで、不安を軽減して、毎日笑ってハッピーに生きていくことだ。

世の中のすべてのこと、すべての仕事、すべての活動は「欲」からもできるし、「愛」からもできる。そして人類の素晴らしい芸術や文化や偉大な仕事は、どれも愛からもたらされたものだという。

あなたが今やっていることの根っこにあるのは欲だろうか、愛だろうか。

観照は、瞑想の手助けをする方法のひとつです。興味がある人は、ぜひ瞑想もやってみてください。

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