MacBook Beauty / Thomas Leuthard
人の役に立つブログ記事に必要な要素はたくさんありますが、もっとも大切なのは何か?と訊かれたら、僕はタイトルだと答えます。
毎日嵐のようにおしよせるインターネットの情報の中で、自分の記事を読んでもらうためには、一瞬で心をつかむタイトルをつけなければなりません。
ブロガー必読の書「一瞬で心をつかむ 77の文章テクニック」から、僕が参考にしているタイトル・見出しの9つのテクニックを紹介します。
読まれるかどうかが決まる「タイトル・見出し」の9つのテクニック
1.「数字」を入れる
具体的な数字があるとあいまいさが消えて、イメージしやすく強く印象づけられる。
- 「プロの味が簡単に作れます」→「プロの味がたった3分で!」
- 「101回目のプロポーズ」
- 「どんなに忙しくても僕らがランニングをするべき7つの理由」
2.「問いかけ」を入れる
人は、質問されると反射的に応えたくなる。
- 「会社で早く出世する方法」→「なぜあなたは出世できないのか?」
- 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」
- 「きれいなおねえさんは、好きですか」
- 「毎日グッスリ眠れてますか?寝る前30分にやるべきたった3つの快眠の秘訣!」
3.「擬声語」を入れる
「ふんわり」「こってり」などの擬声語・擬態語は読み手の語感を刺激し、想像力を刺激する。
- 「当店自慢のステーキです」→「噛めばジュワッと肉汁があふれるステーキです」
- 「ガリガリ君」
4.「感嘆語」を入れる
人は、感情むき出しの言葉に反応しやすく、「!」や「!?」があると心を揺さぶられる。
- 「日本の電気料金が高い理由」→「そうだったのか!日本の電気料金が高いワケ」
- 「じつは簡単!やわらかホロホロ豚の角煮を自宅で美味しく作る6つのポイント」
- 「ああ無情」
5.「焦燥感」を入れる
不安にさせる言葉を見ると、思わずその解決法を探そうとしてしまう。
- 「体質に合った薬を選びましょう」→「そのお薬、ほんとうに大丈夫ですか?」
- 「日本沈没」
6.「クオリティ感」を入れる
人はいつだって、値段以上のモノやサービスを探している。
- 「大人気の横浜の銘菓」→「10年連続モンドセレクション金賞に輝いた横浜の銘菓」
- 「道端ジェシカも愛用!クールな革製iPhoneケース『abicase』を買う準備と予備知識まとめ。」
7.「利便性」を入れる
自分にとって便利だと思うものは、ときに価格や品質を度外視してでもほしくなる。
- 「ゆで卵の殻がむけるカッター」→「ワンタッチでツルンとむけるエッグシェルカッター」
- 「玄関開けたら2分でご飯」
- 「超簡単なのに超おいしい!ベーコンとキノコの和風カイワレおろしパスタの作り方」
8.「心地よさ」を入れる
癒やしを連想させる言葉は、読み手の「リラックスしたい」欲求に訴える。
- 「客室露天風呂が自慢の宿です」→「ゆったりとした客室露天風呂でくつろぎの時間を」
- 「いい旅夢気分」
9.「メソッド」を入れる
人は、どうやってゴールにたどりつくのかという「方法」に関心がある。
- 「すべての不眠症の方に朗報!」→「「眠れないカラダ」を「眠れるカラダ」に変える方法」
- 「プロ野球を10倍楽しく見る方法」
- 「安いお肉でも手軽に美味しい!失敗しないパパのステーキの焼き方」
更新する前にタイトルを確認しよう。
ブログをずっと書いていると、たくさん時間をかけて内容の濃い記事を書いたのにぜんぜん読まれなかったり、さらっと書いたのにすごく反響があったりといったことが、ままあります。
書き手の意欲と結果が結びつかないのはどうしようもありません。それならば、すこしのテクニックでタイトルを改善したほうが読んでもらえるかもしれません。
ちなみに僕の場合、頭を悩ませながら時間をかけてまとめた記事よりも、自分の経験と考えからすらすら書けてしまう記事のほうが、反響が大きいですね。
そういった自分の血肉を昇華させた記事であっても、タイトルがまずいと、せっかくの良記事が人々に届いてくれません。
僕はいつも、記事を書き終えたとき、更新するときに、これらのタイトルのテクニックをあらためて確認するようにしています。皆さんもいかがでしょうか。
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